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ネガティブなことを考えてはいけないワケ■□下田コラム□■vol.49

新型コロナウイルス感染者がまた増え、大雨が降り、世界を見れば戦争があり、ネガティブなことをどうしても想像しがちになってしまいますね。

そんな中でもやはりネガティブなことを考えてはいけないのです。

皆さんに質問します。


「紫色のライオンを想像しないでください」

どうでしょうか?
たいていの方が、紫色のライオンを想像したのではないでしょうか?

そうなのです。

人は言葉によってものごとを考え、イメージする生き物です。
つまり、考えるということは、頭の中でそれを言葉にしているのです。
そして、言葉にした瞬間、人はその対象物を必ずイメージしているのです。

ネガティブなことを考え、「いやだ」と思った瞬間に、人はその嫌なこと、嫌なことに関わっている自分をイメージしています。

それは、人の潜在意識の中にどんどん刷り込まれていきます。

結果、無意識のうちに、マイナスのことが、当たり前と思うようになってしまうのです。

ある時、合氣道の道場でこんな実験をしました。
身体を力ませずに、自然体で立って、手を前に出しています。
その時に、「しんどい」「面倒くさい」「疲れた」などネガティブな言葉を口にします。
その途端、前に出していた手は、誰かに簡単に上げられてしまいます。
次に、「楽しい」「面白い」「元気」などポジティブな言葉を口にします。
同様に、誰かが手を上げようとしても、簡単に上げることはできなくなってしまいます。
一瞬、「やらせじゃないのか?」と疑いたくなりますが、私がやっても同じようになりました。

ここでのポイントは、本当にしんどいわけでもありません。反対に本当に楽しいわけでもありません。ただ、その言葉を発しただけです。

しかし、人は、その言葉を発した瞬間に自分の意識では追いつかない速いスピードで、その言葉の意味する状況を思い浮かべるのです。そのこと自体を、コントロールすることができません。

そして、その言葉に、やはり自分ではコントロールできないくらいの速いスピードで身体が反応するのです。

もう一つの例でいえば、こんなものもあります。

口の中にレモンや梅干を入れたら、酸っぱさを感じ、唾液がたくさんでてきます。
実際に口に入れなくても、口に入れているところを想像しただけで、酸っぱい感じになり、唾液がたくさん出てきます。
これも、自分ではコントロールできないところで身体が反応しているのです。

たかが想像かもしれませんが、ネガティブなことを考えるだけで、身体までが反応してしまうのです。人は身体を緊張させ、血流を悪くし、心拍数を上げるのです。

そして、ネガティブな言葉の積み重ねは、潜在意識の中にマイナスの発想を染み込ませていきます。

物事をポジティブに捉え、ポジティブな言葉を使う。
それは、単に「明るく、楽しく、能天気に生きましょう!」ということとは違うのです。

ちなみに、ネガティブと危機意識を持つことは異なりますので、勘違いしないようにしてくださいね。


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