会社は異なるエネルギーを集めて経営する■□下田コラム□■vol.55
先日、ビジネスコーチ仲間と話をしていたときに、私は「許しのエネルギーだ」と言われました。
話をしていると、「まぁ良いか」「大丈夫」「なんとかなるだろう」と気が楽になり、自然体になれるというのです。
人には、それぞれのエネルギーがあります。
話をすると、「元気をもらう人」「もっとやろうと気合が入る人」「気持ちを引き締められる人」いろんなタイプのエネルギーを発しているのです。
もちろん、同じ人が場面場面でいろいろなエネルギーを発しもするのですが、おおよそそのタイプがあります。
その中で私は、「許しのエネルギー」だというのです。
友人がそういってくれたとき、何だかとても嬉しかったのです。
そして、妙に納得もしたのでした。
私が自分らしさを感じているとき、この場の雰囲気がよいなぁと思うときのエネルギーがまさにそのものだったからです。
それは、相手が目先のことに意識がいってしまっているところから、俯瞰して全体が見えるように導いたり、マイナス思考になってしまいっているところから、その中にあるプラスの面に着目して、その意識を拡大させたりしているときのエネルギーなのです。
こういう時の自分が一番しっくりくるのです。
「許しのエネルギー」と言ってもらって、私自身の感覚にぴったりの言葉を当てはめてくれた感覚だったのです。
その人の持つエネルギーにはタイプがあります。
繰り返しになりますが、一人の人がいろいろなエネルギーを出すことができますが、それでもその人が持つおおよそのタイプがあります。
先日、経営者と1泊2日のコーチングセッション合宿をしてきました。
この中での話題のことです。
「従業員に対して、成長してもらうためには厳しくしないといけない場面がある。厳しすぎると人を追い込んでしまうことがある。一方で厳しさを緩めるとそれが甘えや依存につながってしまうことがある。」という話題になりました。
この時に、経営者がケースバイケースで「厳しい人」になったり、「優しい人」になったり、変化するのは難しいと思います。
自分ではうまくやったつもりでも、本当に絶妙の塩梅でいられる瞬間はほんのわずかで、多くの時間がどちらかに寄りすぎてしまうのです。
そして、多くは自分がもっているエネルギーのほうに落ち着きます。
なので、経営として大事なのは、エネルギータイプの違う人をナンバー2、ナンバー3に置くことだと思います。
自分が「元気」のエネルギーなら、ナンバー2には「許し」のエネルギーの人を、ナンバー3には「引き締め」のエネルギーの人を置くなどします。
そうやって、経営陣でエネルギーのバランスをとっていくことで、寄りすぎないエネルギー感の経営ができていきます。
社内でそれが難しい場合は、外部から会社をサポートしてくれる人、弁護士や社労士や税理士などにいろんなエネルギー感の人を置いてバランスを取るのも良いと思います。
一番避けるのは、自分と同じエネルギー感の人だけを集めないことです。
こうすると、経営者の心は一瞬楽なのですが、物事に対して、会社全体が同じエネルギー感になります。それがプラスに作用するときは強力なパワーになりますが、マイナスに作用するときもマイナスの強力なパワーになってしまいます。
その人の持つエネルギー。
そういった視点で、経営陣の配置を考えてみることも重要なのです。
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