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天国と地獄は意識の違い■□下田コラム□■vol.60

先日、GCストーリーの西坂社長に勉強会を開いてもらいました。

その中で印象的だったのが、「天国のような会社を作りたい」「天国と地獄は意識の違い」というフレーズでした。

これは、私が日頃考えている価値観ととても近いものでもありました。

以前にも紹介した「地獄絵図」という逸話があります。

ある人が天国と地獄を見に行きました。すると、天国も地獄も同じだったというのです。地獄というと、閻魔大王がいて、とても苦しい場所に見えますが、そうではありませんでした。

どちらも、中華料理のような円卓に人が座り、豪勢な食事が用意されていました。

ただ、この世と違うのは箸の長さでした。

あの世は天国も地獄も箸がとても長いのです。なので、食事をつまんでも、それを自分の口に持っていくことが難しいのです。

そして、地獄では、自分の目の前にある食事を囲い込み、自分の箸でなんとか食べようとしています。隣から誰かが取ろうとすると、「これは俺のものだ!誰にも渡さない!」として喧嘩をしています。そうやって、食事を守ったとしても箸が長いのでなかなか口に運べず食べるのに苦労しています。

一方天国では、対面の人の食事を取っています。箸が長いから簡単に取れます。そして、その取った食事を相手の口に運んであげています。

そして、「はい、次はどれを取りましょうか。どの料理もおいしいですね」と終始にこやかに会話をしながら素敵な時間を過ごしています。

状況は同じなのです。

つまり、天国と地獄は、そこにいる人の意識の違いでしかありません

これは、物事の見方の違いともいえます。

そして、誰でも意識を変えるだけで今この瞬間が天国にも地獄にもなるのです。組織でいえば、そこに集う人たちの全体的な意識の重心がどこにあるかということです。

天国のような組織をつくるとは、意識がプラスであり、より俯瞰的であり、より深遠な状態である人たちが多く集まった組織を作るということです。

そのために必要なことは、自分の気持ち(特にもやもやする気持ち)をよく見てみることです。

「なんでそう感じているのだろう?」「何がそうさせているのだろう?」心の奥底をよくよく見てみることです。

自分の気持ちをよく知ることで、目の前の現象に対する捉え方を変えていくことができます。

「私は、こんなことにイライラする」「それは、自分の中にこんな願いがあるからだ」「その願いはどんな経験からきているのだろう」

そんなことを知っていくと、目の前に起きていることが最悪なことと思っていたことが、今までの経験に基づいた思い込みに過ぎないということに気づいたります。

しかし、それを一人でやるのはとても困難です。

そこで、他人の手助けが必要です。誰かが、それを聞き出し、その気持ちを受け止め、さらにそこに問いを投げる。

それを私はディスカッションパートナーと呼んでいます。

社内で互いにディスカッションパートナーとなり、お互いの心の中を観察し合う、そんな対話の時間を多く持つ仕組みを作っていくと、天国のような組織が作れるのではないでしょうか。


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