見出し画像

人の特性を活かす■□下田コラム□■vol.57

今日は適性検査の勘違いについてお話しします。

エスパシオでも、フィロソフィコンパスという新しい適性検査を導入しています。

それはさておき、適性検査は、人の優劣がわかるものではなく、特性がわかるものです。

しかし、優劣がわかるものと勘違いをして、取り入れている会社もあります。

企業の担当者や経営者と話をしていると次のような勘違いがよく見受けられます。

「内向的」か「外交的」か
「目標設定は高め」か

内向的か外交的かについては、次のような勘違いをしている方がけっこういます。

内向的=暗い 外交的=明るい
または、内向的=事務職向き 外交的=営業向き

内向的か外交的かは明るさとは関係ありません。
これは、意識の方向がどこにあるのかを示しています

つまり、「外交的」というのは、意識が外部の情報にいきます。なので、客観的な数字に意識がいったり、外見やテクニックなどに意識がいきます。

そうすると、合理的でスピードが早い特徴がありますが、「神対応」など呼ばれるようなホスピタリティーが求められる高級レストランや高価商品を販売する営業などには向かない可能性があります。

一方で「内向的」というのは、人の内面などに意識が向きます。表情やしぐさなどの裏にある感情などに敏感に反応することができます。

よって、人の意見を聞きすぎてしまうことで決定ができなくなるなどの傾向が現れやすいですが、外交的な人に苦手傾向のある高いホスピタリティーが求められる人に寄り添う職種では力が発揮される可能性は高くなります。

また、「目標設定が高い」
とは、目標達成する能力が高いわけではありません。
「目標」というものにどういう反応をするかです。

つまり、高い目標の方が燃えるということであり、目標達成率が高いということではありません。

反対に目標設定が低いとは、着実性があるタイプです。

つまり、適切な目標を設定して、それを着実に達成しようというタイプです。
よって、こんなことが起こりえます。
目標設定が高いAさんは、「今期1億円達成します!」と声高々に宣言しましたが、掛け声ばかりで結果は6000万円でした。一方目標設定が低いBさんは、「私は7000万円を目標とします」とぼそぼそした声で宣言しましたが、結果は7500万円でした。

このように、目標設定が低い人の方が、着実に成果を出し、信頼性も高いという場合もあるのです。

適性検査は、このような人の特性を予見するだけであり、優劣を判断するものではありません。

出てきて結果を見て、求める職種にあっているのか、自社の文化に合っているのか、どんな可能性を伸ばすのか?それらを判断していくものなのです。
うまく使うと自社に合う人物の採用に役立ったり、適切な人員配置に活かすことができます。



=======================
エスパシオでは、講師自身も2005年から実際に活用し、書籍の出版、新サービスの開発などを達成してきた目標達成のメソッドをお伝えするセミナーを開催しています!

本気で達成したくなる目標の立て方●
〜日本一の目標達成メソッド〜

会社経営する方、または会社で働く方にとって、目標を立てること、そしてその目標を達成することは必ず求められることです。
ところが、「目標の立て方がうまくない、目標達成が難しい」と苦手意識をお持ちの方が多いのが現実です。

実は、「目標の立て方、達成の仕方」には技術があるのです。

■開催概要
<日時> 2022年10月18日(火)13:30-17:00 
<料金> 22,000円/1人 (税込)
<実施形式> オンライン zoom開催
<参加対象者> 経営者、経営幹部、幹部社員、その他達成しなければならない目標がある方
<詳細・お申込み> http://ptix.at/nsdGlB

本セミナーは実践型のプログラムとなります。
セミナー内で個人ワークの時間をとりながら、ご自身の目標と目標達成のための具体的なプロセスを明確にしていきます。終了時には、「目的・目標設定用紙」が完成させることをゴールにセミナーを進めていきます。

みなさまのご参加お待ちしております!!


===========

組織文化設計の学校 Facebookページ> https://www.facebook.com/組織文化設計の学校-105229505168076/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?