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シュウの横に立つ理由、キサラのアンサー

キサラ復帰直後の会話

シャロン「どのみち、どういうつもりなのかは本人に聞くしかないだろう。この戦いを皆で生き抜いて。」
キサラ吹き飛ばされる。
シュウ「大丈夫か?キサラ。やっぱ思い出したわけじゃないんだな。俺の事」
キサラ「御免なさい。あたしがここに来たのはその・・・」

シュウのお墓参りの後
キサラ「終わった?」
シュウ「お前も来たら良かったのに」
キサラ「いまのあたしじゃあの人達と話す話題がないからね」
シュウ「そっか」
キサラ「だから、教えて欲しい。あたしの失った記憶の全てを。」
シュウ「そうだな。」
キサラ「いいことも悪いことも楽しいことも悲しいことも。貴方が何者で、私とどういう風に出会ってどうしてこういう関係になったのか。」
シュウ「ああ、分かった。少しづつ長い時間掛けて話すよ。」
キサラ「時間はたっぷりあるもんね。」

記憶を失って、恐らく悪魔ハーフとしてネジくれてしまった過去をキレイさっぱり流して、素直なヒロインになったキサラ。このギャップが凄まじく魅力的。その代わり記憶を失わないアヤノやカンナが変な方向に成長し続けているわけだが。彼女たちといると絶対影響される・・キサラを守らなくては、、、、w。

上記のやり取りはシーンを幾つも跨ぐため、繋がってることを失念していた。シャロンが分かり易く誘導してくれてるのにw
キサラがシュウの元へ戻った理由。記憶があるわけではないから、何か確たる自信があるわけではない。対戦終了後の港のシーンでもやはり自身無さげ。(←アヤノさんギューのとこ)キサラとしたら蜘蛛の巣を伝うような感覚でシュウの元へ来たのかもしれない。それでもやっぱりシュウとキサラは完全にフラットな関係に戻ったわけではなく、恋人っぽい雰囲気を醸し出してるのがポイントで、まあ記憶の問題だけじゃないってことかな。お墓参りの後というシチュエーションで、夕焼けの中二人だけで静かに歩いていく後ろ姿がとても印象的で、前向きな感じで良かったです。その後の夜のイチャイチャは流石エンゲージキスといったところでしょうかw。

力を与えるキスより勇気を与えるキスの件も良かったが、あのシーン恐らくはシュウは記憶を献上、キサラは消費してるはず。「勇気を与える」はポジティブ思考でそこで記憶に触れないのも分かるが、後ろめたさの方も散々作中で描いてきたので私は気になってしまった。おい、シュウ、何番の棚の何ケース分の記憶を消費したんだよ?(タバコではない)言ってくれ。キサラがアスモデウスを叩いた後に、俯いて陰のある感じだったのは関係あるのか。何かを思い出したに違いない。これからシュウはどうやってキサラに力を与えていくかも気になるところ。まあいいんだけど。いいと言いつつ気になったので書いた。

後は前回の記事で書いた2人の悪魔の処遇。カンナの処遇はもう完全なる新ヒロイン枠就任のラブコメディー。あるあるのノリ。まあ利用されることもなく、元気で自我の強いヒロイン。良いのではないか。

キサラもPMCの皆にも認められつつ、アヤノに励まされ、シュウの正妻ポジションに「正式に」就任、おめでとう。あなたがナンバー1だ。誰もシュウの持つ、キサラの思いの記憶には勝てないと思う。シュウが自分から遠慮しない限り。←絶対しないジゴロなんで安心安心。しかし家族思いのシュウはカンナを甘やかしてしまうので、カンナは虎視眈々と狙っていそう。実はこの3人は遠縁の家族だという設定も罪深い。

エンゲージキス全13話。こうやって記事書いているぐらいなので中々に楽しめた。「未解決で大団円」つまりこれからも続いていく連載のように、全く解決していない問題や分からない謎がわんさかある。ここまで付き合ったからには「エンゲージキル」次の舞台で引き続き楽しむことが出来たらと、ゲームのPVを見ながら期待しつつ待ちたい。

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