料理のコツ(一般の方向け)とピックアップ交換のコツ(ギター馬鹿向け)「後編〜その1」

前回は料理に於いての食材同士の相性のお話をしました。
これがギターのピックアップとどう関係あるのか?
という観点で、後編は料理よりもギターを主軸に綴っていこうと思います。

かなり長くなるので、後編はまたいくつかに分けて投稿しようと思います。

まずエレキギターという楽器ですが、ボディに空洞があるアコースティックギターと違ってそれ単体では十分な音量が出ません。
ケーブルを繋いでアンプから音を出すことによってドラムにも勝る大音量を実現します。

アンプには音量や音質を調整する多くのツマミがついており、ギター自体にもボリュームやスイッチがあります。
これをプレイヤーの好みに合わせて調整する事が可能です。

逆に言えばプレイヤーの好みで音が変わってしまうのがエレキギターです。
つまりプレイヤー自身で音を作らなければならないという事です。

アコースティックギターはルシアーと呼ばれる職人が丁寧に音を作ってくれるのに対し、エレキギターは自分で音を作らなければならない。
それでも一流メーカーのギターはちゃんと高価です。

自分で焼いてタレを選ぶ焼肉と同じで「ほとんどこっちサイドで作ってんのになんでこんな値段取られるんだよ⁉︎」という不満が出てくる事うけあいです。

お好み焼き屋も焼いてくれるパターンと自分で焼くパターンがありますが、男前の友人と食べに行った時に僕だけ焼いてもらえなかった事がありました。
その時の辛い経験が僕のギターの音作りにキチンと反映されています。
哀愁のあるトーンはギターに必須なので、その時の女性店員には感謝ですね。許さんけど。

ギターとアンプの相性ですが、それはご飯とカレー、シチューとパンみたいなもので、ある程度の定番はありますが、カレーにパンでも美味しいですし、シチューをご飯にぶっかけるイカれたヤローもいます。
ですがどれも個人の自由です。
その中で、スマトラカレーの酸味とナンの甘味が実はマッチしてるという隠し味的なコツもあるわけです。

この「隠し味的なコツ」というのがピックアップに於いても重要でして、それはギターとアンプの間にエフェクターを挟むときのコツとは割と逆方向のアプローチになります。

今回はこの辺までで。

次回はチューブスクリーマーの魔法とピックアップの現実についてお話します


オマケ
ハーレーダビッドソンに於いてエボリューションエンジンとサンダーヘッダーマフラーの相性も垂涎ものです。

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