情報と体験

まず、随分と長い間投稿をしていませんでした。
特に誰かに待望されていたわけではないので謝罪などする必要もないとは思いますが、もし万が一そういう方が一人でもいらっしゃったら本当にごめんなさい。お詫びに目の前で陰毛を全て同時に抜きます(1msのズレもなく全て。但しご希望があった場合のみ)。

もう数年前の前回は、「次回へ続く」と啖呵を切っておきながら投稿をストップした理由などはくだらないので申し上げませんが、再開したきっかけはRIEにて相方であるギタリストの金子さんのブログです。


内容は総じて同意で、フォローするわけでもなく反論するわけでもなく、「僕もこういう考えは述べたいな」と思ったまでです。

まあ、ルッキズム大国、肩書き大国ですよね日本は。右ならえ精神、事なかれ主義、同調圧力に屈して長いものに巻かれ思考停止して搾取されモルモットとして消費されていく。
そんなにこの国が嫌いなら出ていけばいいだろ、だと?
ああ、出てってやるよ。だからゼニくれや、おう?


いや、すいません。年喰って代謝が落ちて腹にストレスと脂肪が溜まってるんですわ。

まあ、日本人にも良いところ、というか民族的な特徴はあって、そこに目を向けると面白い部分もあるのですが、今回は音楽に限らず、表面的な見た目の情報を評価基準の大部分としてしまう傾向はあることに目を向けて行きます。


ルッキズムに関しては僕らより上の世代の方の方が顕著ですし、若い世代はその辺が寛容になっている部分はあります。
しかしながら、それはあくまで表面的なもので、「叩かれやすくなったからあからさまに口にはしなくなった」だけで、多様性ある風に見せたただのこのなかれ主義です。
だからLGBT法案なんかを通すように諸外国から圧力をかけられてホイホイとペコペコして国家が壊されていくんですね、怖いですね〜


いや、あの、悪口言いたくなったわけじゃなく、これって仕方ない事なんですよ。

インターネットが普及していろんな弊害があることを主張される専門家?はたくさんいます。
しかし、そのほとんどは自身が若い時分にその恩恵に授かれず、それらを使いこなし人生の糧にしている若い世代への妬みや嫉妬、そして「置いてけぼりくらうかも」という不安からくる屁理屈がほとんどです。


しかしながら、弊害は確実にあります。

僕が今回取り上げたいのは、その一部である「情報と体験のバランスが崩れている」ということです。

情報過多と言われている昨今ですが、情報は多くても別に困りません。
(まあ、嘘を嘘と見抜けない人はどんどん洗脳されていってますが)

ただ、個人の人生においてインプットできる情報は限られています。
そして、体験できる事も限られています。
なぜなら脳も体も、時間という限られた条件の中で働いているからです。
その限られた人生において、情報で埋め尽くされてしまった場合、体験はいつできるのでしょうか?
しかも、情報は「体験できた気になる」ものでもあるので、より体験の機会を奪いかねません。

わかりやすい例を挙げると、「自宅でも勉強はできるから学校へ行く必要がない」という考え方です。
自宅でもあらゆる学問の情報をインプットすることはできます。
しかしながら、学校は情報を得る場所ではありません。
「体験」をする場所です。
しかも自宅では不可能な、「集団行動の中で起こる、自己の想定を遥かに超える出来事の体験」です。
云うまでもなく、学校以外では「より」です。
(注:ここで我が国の学校は個性を殺すための統率を図るMAD施設であることは一旦スルーします)

体験をすると、その時に五感で感じた景色や匂い、音が、思い出という名の財産となります。そしてその財産は次に情報をインプットする際に、より明瞭な情報としてインプットするための「想像力」となります。

体験が足りないと想像力が欠如した生き物がポンッと出来上がります。
レンジを使って卵とチョコだけで出来るブラウニーくらい簡単にポンッとね。
そいういう生き物は本質を見抜けません。
つまりセンスがありません。
妙に肌とか歯が綺麗で前髪の長さに比べて襟足が短かったり、ガリガリのくせに1サイズ大きな服を着てたりします(偏見)。
人の痛みもわからないから人を傷つけます。
センスがないと、流行りのルッキズムや肩書きでしか他人や自己を評価できなくなります。
自他共にaffirmationやらefficacyやらは皆無です。

SNSはとてもカラフルな情報を提供してくれます。
しかし、すこぶる表面的です。

それをあくまで表面のものと捉える想像力のある人間と、「それが全て」と思ってしまっている人間に分かれて、分断が起こりBreaking Downしていますが、僕の人生ではやはり前者と一緒に食事をしたりお酒を飲んだりしたいです。


次回、というかこの先のどこかで、ここ3年のコロナ茶番で、どれほど片腹痛くなりへそで茶が沸いたかを語って(吐き出して)いければなあ、と思っています。
性格悪い人は楽しんでくださいね!!


あ、その前にギターのことも書かなきゃなぁ



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