大好きな人がいた
中学時代の私の推しへ
中学一年生の時、私が愛用していたちゃおの黒板付きペンケースに
当時流行っていたゲームのフレコを書いてくれた子。
やってなかったから登録もクソもなかったし、なんならその後お前を狙ってた女子からの目線が怖かった。
あの時はごめんな。
だけど嬉しかった。
マジで大好きだった。
優しくて物腰も柔らかくて、
不思議でどうしようもなく魅力的で。
クラスが離れてからめっきり話さなくなったけどずっと私の推しだった。
雨が降っている時の給食当番の日
衛生第一だっつーのにビシャビシャの手すりに手を滑らせて
手ビッショビショにしているのが窓から見えた。
しかもなんか嬉しそうに。
マジでお前はそういうやつだよ、だから好きなんだ。
途中から学校に来なくなって、今どうしてるのかもまるでわからないけど
私の思い出もすべて捏造なんじゃないかって思うほど時間は経ったけど
忘れたことがないよ。
私は影が薄かったので忘れられてるかもしれないなぁ。
忘れていてもいいからどうか幸せであってくれ。
近くでも遠くでも、笑っていてくれているならそれでいいなぁと
本気で思っている。
寂しかったけど、何もできなかったと
だけどずっと会いたかったよと
直接言えたらどんなに幸せだろうかと考える毎日です。
どうか幸せに生きていてくれ。
中学時代からずっと忘れられない同級生より
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