[しくじり先生①]私が大学中退者になった原因

私は大学を中退している。2年間通って中退した。取得単位数は合計で44。典型的なダメ大学生の末路である。私が思うに中退した細かい要因は幾つかあるが、根本的な要因は一つ。

「目的意識の欠如である」


これは私が中退して、フリーターになって、就職して、退職して、転職活動して、その期間に、マーケティングに関する書籍を読み漁った結果、わかったことである。当時ないしこれまでの私は目的意識が欠如していた。自分は一つこれで生きていく、という覚悟が持ててなかった。

現役、1年間の浪人と、計2年間の受験生としての生活を終えて、エネルギー工学に関する大学へと進学を決めた。

とりあえず、エネルギー工学の学科に進学を決めた理由に関して少し話をさせていただくことにする、育ってきた環境的要因から考えるに、私は小学生の頃、ボーイスカウトを習っていたことが大きく影響している。勿論、ボーイスカウトを習ったせいで、大学を中退したと言っているわけではない。

ボーイスカウトは、簡単に言うと、野外活動青少年団のことである。活動内容としては、キャンプに行ったり、ロープ結びについて学んだり、ハイキングに行ったりしている。明確にこれをしている、というのは特にない、だから、野外活動に関することをオールマイティに行ってる団体?と言えば一番近いのかもしれない。経験者ではあるけど、説明が本当に難しい…

地域への環境貢献ということで、ゴミ拾いをしたり、募金活動をしたりすることが多かった。環境問題に関してエネルギー系の施設見学にも行ったし、スカウトを交えて、環境問題に関して、定期的に話し合う機会もあった。

小学生の間、ボーイスカウトを経験してきた私にとって、他の学生と比較して、環境問題、エネルギーに関する問題が身近に感じられたことは言うまでもないことである。

大学進学の際に進路を決める時も、最も身近に感じられたのが、エネルギー系の学問であった。だからそのままエネルギー工学の大学を受験し、合格し、進学を決めた。

大学に進学してから、僅か数日で、エネルギー工学の勉強は本当にやりたいことではない、と判明した。勉強には身が入らなかった。身が入らないなりに、大卒という資格を取得する場だと割り切って、4年間真面目に通い、勉強し、卒業要件を満たす単位を取得すれば、良かった。就職で進路を変えればそれで良かった。

当時の私に足りないものは間違いなく、目的意識である。進路を決める際も、自分に身近そうな学問だからと安易に決めずに、少なくとも、4年間続けられるかどうか、という観点に立って決めるべきだった。抽象的な言い方をすると、目的意識を持って、進路を決めるべきだった。

そもそもそれ以上に、

大学に進学して、置かれた大学生活の中で、楽しみややりがいを見つければモチベーションにも繋がっただろう。興味がない、つまらない、やりたいことと違う、といじけてないで…

実際、大学生活では友人が出来たりし、私が中退してからも変わらず付き合ってくれる優しい人達もいる。職には有り付けているとはいえ、彼らと一緒に卒業出来なかった、という事実は心残りでしかない。

大学には真面目に通うという目的を持てば良かったし、やる前から興味がないと突っ撥ねずに、やってみて、興味のある領域を探せば良かったと思う。一重にエネルギー工学と言っても、学問領域は多様に存在する。4年生になり、研究室に配属されれば、自分がしたい研究室を目指せばよかった。要するに、やる前から興味がないとネガティブに考えずに、先ずやってみることが凄く大切なことだ。何事もそうだと思う。

ここまで精神的かつ、抽象的な話を中心に進めた私であったが、結局のところ、やりたいことと違うのならば、自分がやりたい領域の大学学部を再受験して、そこに行けばいい、と私は考えた。

仮面浪人を決断した。大学1年生4月のことである。そして、これが、中退の一つの原因になったことは言うまでもない。

この記事の中で、大学中退した理由を書こうと思ったけれども、思いの外長くなりそうなので、次回また書くことにします。

このnoteは大学すらまともに通えず、卒業出来なかった人間の末路である。大学を辞めるかどうか迷っている人、納得の行く大学や学部に進学出来ず、仮面浪人を考えている人、このブログ主を反面教師にして、日々の生活を営んで欲しい。

大学を辞めることが必ずしもダメだとは思えないし、私は否定はしていない。仮面浪人することも全く同様である。

そして、このブログを通して、如何に当時の私が目的意識が皆無な人間であったかを、お伝えしていくことにする。


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