【EDH・統率者】《芽吹く草ハイドラ》を養殖しよう【MTG】
《芽吹く草ハイドラ》というカードがある。
5マナ0/2で防衛を持ち、ダメージを受けるたびに自身のコピーであるトークンを生成する。
自身のコピーなので、出てくるトークンも当然同じ能力を持っており、実質的に戦場から離れることはないと言って良い。
とはいえ、防衛を持っている上に0/2というP/Tではただの壁にしかならず、5マナも払って出すカードではない……と賢明な諸兄らは思うだろう。
しかし《芽吹く草ハイドラ》を5マナ払ってでも出す価値のある統率者が存在する。
《策略の龍、アルカデス》だ。
《策略の龍、アルカデス》は防衛持ちのクリーチャーが自分のコントロール下で戦場に出るたびに1ドローできる。
《芽吹く草ハイドラ》が生成するコピーは、分裂する能力はもちろん、防衛も持っているため、コピーが生まれるたびにドローできるのだ。
また、《策略の龍、アルカデス》は自軍の防衛持ちのクリーチャーをパワーではなくタフネスで戦闘ダメージを与えられるようにしてくれるため、《芽吹く草ハイドラ》も2/2のクリーチャーとして扱える。
しかし、2/2のクリーチャーで適当な所に特攻し、1ドローか2点を迫るというのは5マナのクリーチャーのやることではない。ドローするだけなら手札から他の防衛持ちクリーチャーを出すだけで良いし、EDHで2点はデッキによっては誤差のようなダメージだ。
そうなると毎ターン確実にコピーを生成できるようにしてやりたいところだが、都合良く、《芽吹く草ハイドラ》と相性の良いカードがある。
《ヴィリジアンの長弓》だ。
装備しているクリーチャーに、Any tragetに1点のダメージを与える起動型能力を持たせる装備品である。
この起動型能力の対象を《芽吹く草ハイドラ》にすることで、毎ターン《芽吹く草ハイドラ》にダメージが与えられ、増殖していく。
一度装備してしまえばコストはタップだけなので非常に軽く、扱いやすい。トークンは実質、無から生まれてきているため、《策略の龍、アルカデス》が立っていれば、手札消費なしで毎ターンドローができる。
更にどこにでも1点を飛ばせるため、《芽吹く草ハイドラ》がいなくとも、相手のシステムクリーチャーや顔面に飛ばして最低限の仕事ができるのも利点だろう。
ある程度《芽吹く草ハイドラ》を増やし、その物量にものを言わせて特効すれば、さすがに無視できない点数のダメージとなるはずだ。そうなれば、毎ターン、大量の《芽吹く草ハイドラ》を通してダメージを受けるか、ブロックした結果生成されコピーが戦場に出ることによってドローをさせるかの二択を迫れる。
もちろん、単純に数が増えるので《塔の防衛》のようなタフネスだけを妙に上昇させるカードを用いて圧殺しても良い。
《野生のつがい》を用いれば《花咲く蔦壁》や《門を這う蔦》のような2マナのカードから引っ張ってくることもできるので、《策略の龍、アルカデス》を使っていて、面白い動きを求めているのなら採用してみてはいかがだろうか。
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