【EDH・統率者】マイナーなカードのジェネリックを探そう【MTG】

 そんなもんあるわけないだろ! と思って探すと意外とあるものの話。
 《金屑ワームの鎧》というカードがある。

 +0/+6という、タフネスだけが異常に上昇する装備品で、個人的にこのカードを愛用している。なぜこのカードを愛用しているかについて語ると長くなるので詳細は省くが、何度か使っていて、2枚目が欲しいと思ったことがあった。
 EDHというフォーマットは基本的にすべてのカードが1枚制限なので、特定のカードが2枚デッキに欲しいと思った場合、似たような機能のカードで埋めることになる。大抵、完全に同じ機能のものは見つからないので、多少質は落ちるが機能的には実質的に同じというカードを採用するのが一般的だ。
 しかし、昔からリミテッドを考慮してタフネスを上昇させるカードは刷られにくく、増してや再利用の可能な装備品。そんな都合良く2枚目が見つかるはずもない。
 そう思っていると、《魂込めの円月刀》というカードを見つけた。

 マナコストが重く、修整値も+1/+5とタフネスへの修正は低くなっているが、装備品としては+5の修正は破格である。あるじゃん。2枚目。
 そう、MTGの30年という長い歴史は、思ったより似たようなカードの2枚目が出てくるものなのだ。
 これは《稲妻》や《解呪》など、機能的にメジャーなカードだけではなく、マイナーなカードにも当てはまる。先に挙げた《金屑ワームの鎧》と《魂込めの円月刀》が良い例だろう。《金屑ワームの鎧》と《魂込めの円月刀》は同じミラディン・ブロックだろという突っ込みはおいておく。
 なんなら10年以上経ってから再録ではなく、同型再版が突然現れて2枚採用できるようになったりなんかもするので、もし今現在2枚目のないカードだったとしても、いずれ2枚目が出てくる可能性も十分にある。
 あるいは、こじつけて2枚目とするのも趣があって良いと思う。

ジェネリック《サイクロンの裂け目》と言い張っている

 あるいは、ジェネリックのつもりが使って見ると本家だと思っていたカードよりも使い勝手が良かったりして、似たような機能を持つカード探しは中々楽しい。
 EDHをやっていて、このカードの2枚目があったら……と思ったとき、それはあなたがジェネリック・カードを探す機会が来たということなので、是非ともMTGの長い歴史の中から宝探しを始めよう。

お手軽2枚コンボの替えの効かない方

 ……時には絶対2枚目来ないだろうなというカードもあるけれど。

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