見出し画像

もう飲み会には行かないキャラを確立した

休みの日でも飲み会に参加していた時代

 土曜日も仕事があった。その代わり平日に1日休みをもらっていた。いわゆる代休というやつだ。代休は割と軽視されがちである。どうせ平日休んでも寝とるだけやろと言われ、現場から平気で電話がかかってくることもある。そもそも業者さんにまで1人1人の休日情報は伝えないので、普通に電話がかかってくる。建設業あるあるではないだろうか。
 僕が代休を取得する日に、現場の飲み会が開かれた。そして僕は自宅から出発して飲み会に参加した。そのまま現場の近くの元事務所に泊まって、翌朝出勤した。そう飲み会には健気に参加していたのである。

飲み会は嫌い。特に大人数の場合

 4人以上の飲み会は存在感が0になってしまうので、今は行かないようにしている。そんな飲み会に参加していた僕は、毎回とても疲弊していた。内向的で、自分の世界を持っていると言われる僕は、人と違うことをよくいじられていた。外交的で多数派の人たちは、自分と同じ仲間を見つけて安心する。その一方で自分とは全く違う人を見つけると、恐怖すら覚える場合があるようだ。
 誰かと行くのが当たり前だと思っていた、ライブに1人で行ったやつが目の前にいると驚く。こんなやつにどこにそんな度胸があるんやと。いや、別にそんな度胸とかじゃないけどな・・・

寂しがり屋が超厄介

 40になっても50になっても、現場の所長になってもどんな立場になっても、寂しがりやの人は寂しがりやのままだ。自分の号令に部下全員がYESとついてきてくれることで、自分を保っている。全てを共有することを是として、誰かをいじることで快感を得て、自己肯定感を保っている。
 飲み会に参加しない。その人の話で笑わない。そんな部下がいると、直ちに不安になって、青ざめた目で見つめてくる。今の若い世代のほうがよっぽど自分で自分を満たすことが上手だと思う。
 内向型でINTJの自己完結型の僕に言わせてみれば、なんでこのおっさんたちは自分の人生を生きていないのだろうか。それだけならまだしも、その不安に人を巻き込み、その不安を抱いて無さそうなやつを攻撃するのはやめて欲しいと思う。自分の不安を解消するために、人を攻撃するのは誰も得しないからやめて欲しい。その瞬間は満たされるかもしれないが、やっぱりお互いに気持ち良い関係にはなれない。

そして僕は飲み会に行くのをやめた

 僕はもう部署全体の飲み会に参加するのをやめた。出欠のアンケートがくると、秒で欠席と回答する。2、3回それを繰り返すと、もうなんの問題もなくなった。そう、飲み会に来ないキャラが確立されるのだ。
 飲み会に来ないからと言って職場で、みんなとコミュニケーションが取れていないかと言われると、そんなことはない。普通に雑談もするし、会議でも意見を出して話し合いに普通に参加する。ただ単に飲み会に来ないというだけだ。
 結果としてめっちゃ快適になった。自分が死ぬほど嫌いな場に行かないだけで、こんなにも幸せだなんて。逆に無理して行っていたら、職場の人を嫌いになっていたかもしれない。「このおっさんのノリいやだなー」と思いながら2時間を過ごすと、明日からこのおっさんを見た時に嫌気が刺しまくってしまうかもしれない。そうならないだけでも、人間関係を良好にするために、飲み会に参加しないと胸を張って言える。

飲み会に行かないことで作りたい未来

 今僕は30歳だ。このまま今の会社にいればあと、早ければ10年ちょっとすれば1つの部署を取りまとめる立場になる可能性もある。そんな時に自分の部署に配属された若手社員がどれだけ気持ちよく、楽しく働ける環境を整えたいと思っている。
 行きたくない飲み会には参加しませんと普通に言ってもらって良いし、なんなら僕も行かないかもしれないし。そもそも開催させないかもしれないし。
 日本人の同調圧力に辟易している。それが良しとされて、実際にそれで日本の会社はうまく行っていたこともあったと思う。でももうそれは通用しないと思う。変化の激しいこの時代に、上の人に逆らわない、意見をしないのは会社の成長を阻む大きな害である。
 じゃあ一番フレッシュなアイデアや意見を持っているのは誰か。いつの時代も変革を起こすのは、「わかもの」「よそもの」「ばかもの」という話を聞いたことがある。そう、若手社員がどれだけ固定概念に囚われないアイデアを活発に出せるかにかかっているのだ。今でもいろんな意見やアイデアを持っていると思う。でもそれを発揮する場ってある?それを聞き入れることのできる、管理職っている?
 日本の管理職は先進国の中でも最低レベルだ。クソだ。多分僕もこのまま行くと、その最低レベルの管理職の仲間入りをする笑。
 その暴走を止めるためにも、今日も今日とて僕は飲み会に行かない。より良い未来の創造のために、今日も貫くのだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?