自然栽培では連作障害が起きないと言われる理由を解説
「自然栽培では連作障害が起きないと聞いたけど本当かな。なんで自然栽培で育てると連作障害が出ないの?」
この記事ではそんな疑問にお答えします。
著者について
2011年に自然栽培の農園「ナチュラルハート」を開業して10年の専業農家です。
園芸の本を読むと必ず出てくる「連作障害」ですが、私の農園ではトマトはずっと同じ場所に6年以上連作していますが、何も問題ありません。ピーマンもいつも同じところに作りますが、毎年これでもかと言うほど成ります。
そんな私の栽培経験を元に、連作障害についての考えをお話しします。
連作障害が起きる原因
「連作障害」とは同じ作物(同じ科の作物)を同じ場所に連続して作ることによって、野菜が育ちにくくなったり、収穫量が落ちてしまう障害のことです。
よく言われる原因は次の2つです。
1.その作物が必要とする栄養素ばかりが消費され、土中の成分バランスが崩れる。
2.その作物を好む菌や病害虫が増え、その科特有の病気になりやすくなる。
早い話が、全てバランスが崩れてしまっていることが原因ですね。
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