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【自然栽培】畑に雑草を生やすことで得られる6つのメリット

気温が高くなってくると畑の雑草もぐんぐん伸び始めますよね。そんな雑草の管理に手を焼いている方も多いのではないでしょうか?

この記事では雑草を敵視するのではなく、上手に共存しながら畑に雑草を生やすことのメリットを最大限に活用する方法について解説します。

この記事をお読み頂ければ、畑の雑草管理に取られる時間が大幅に削減されるだけでなく、畑に生えた雑草を作物の成長に有効活用する知識を得ることができます。

雑草の処理に時間と労力を取られている方は是非お読みください。

著者について

2011年に自然栽培の農園「ナチュラルハート」を開業して10年の専業農家です。

肥料も農薬も使わない自然栽培では、雑草を作物の健康な成長のために活用します。

この記事では、そんな雑草を活用することによって得られる6つのメリットをご紹介します。

メリット1:土の乾燥を防ぐ(保湿効果)

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雑草は土に日陰を作り、直射日光が当たるのを防ぐため、土が乾燥するのを防ぐ効果が有ります。

草をきれいに刈っている畑では、土が砂漠のような状態です。

少し強い風が吹くと、土埃が立つような畑では、野菜を植えても常に乾燥しているので、頻繁に水やりをしないと作物が枯れてしまいます。

結果、手間ばかりかかってしまいとても非効率です。

雑草を抜いたり刈ったりしなければ、上述した理由によって土中の水分が保たれるため、よほど日照りが続かない限り水やりは不要になります。

メリット2:雨が直接地面をたたくのを防ぐ

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「雨降って地固まる」ということわざがあるとおり、雨が地面をたたくと、フカフカだった畑の土も固まってしまいます。

畑の土が固まると次のような影響があります。
・土中に空気が通りづらくなる
・水が染みこみづらくなる
・発芽しづらくなる
・根が張りづらくなる

畑に雑草が生えていれば、その草がクッションとなって雨が直接地面をたたいて土が固まるのを防いでくれますし、大雨で土が流れるのを防いでくれる効果もあります。

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