クズだなって思った話

私は恋愛感情がない。
同等の好意の示し方は、相手や周囲を観察していれば分かるけど、本心からの行動はないと言い切れる。
恋愛感情がわかるのではと思っていた時に「相手が喜ぶこと」をしてみて、結果として疲れ果てた。

本当にこの時付き合っていた人たちには、申し訳なく思ってる。
多分私の最大の好意の示し方は、一緒にいることであり、そこに身体的な接触はない。

反省したところで、これは私のクズみたいな一部分でしかない。

好意をぶつけられていることや、その好意を私が認知させた以降の、相手の要望が「で、どうしたいの？」みたいな気持ちにさせられる。

ここでも「恋愛的な好意」であることは理解できても、自分は恋愛的な行動・言動が取れないから、相手が何がしたいのかを考えてしまう。
会話とかから「男の子だな」とかは思うことはあるが、手を取られたり身体的接触があれば「異性だな」とは意識するけど、そういう風にされるまで意識せずに過ごしているから。

なので相手の要望に応えられるか、その人との身体的接触が不快でないか、性的接触が不快でないかを考える。「私のことが好きなのか」と理解したところで、所謂ドキドキすることもない。「アプローチしているので」と宣言されて、周囲を巻き込んでコミュニケーションをはかられても、どのようにあしらうか考え、注目されてしまう羞恥心に耐える腹づもりをしておくくらい。


要望を聞いて実現可能か、またその相手が応え続けるに値する相手なのかを考える。
本当に申し訳なく思うが「恋愛的に好きだからできるのか」ではない。
また応えたくなくとも、その好意をにある程度向き合った方が過ごしやすくなるのかなど考えることもある。

とても極論的に言ってしまえば「一度やることをやって、恋愛的な興味・関心が引くのであればそれでいい」と思ってしまっている。

普通に恋愛感情がある人には、受け入れ難いクズな一部分ですね。
結果としては、自分自身が模倣した恋愛的行動や言動を取り続けることも難しいし、相手のニーズに応え続けることはとても難しかった。

恋愛感情がないことを、素直に伝えれば良いのではと思うことはたくさんありました。しかし言葉を尽くしても、相互理解できないのだと思ってしまっています。

いくら大切な存在で、誰よりも仲の良い相手で、ご飯を食べたり、遊びに行ったり、何もせず睡眠を共にできたとしても、私には恋愛感情が伴っているからできていたことではない。なくてもできる。（私なりに好きではあると思うが…）

なぜそんな行動や言動に？と思われてしまうこともあったと思います。「酷いフリ方する奴」認定されていたこともありました。
私自身も結果を見ると「ドクズ」以外の言葉が見つかりません。

しかし何をどう努力しても、考え直してもそこに「恋愛感情」がなかったことしか残りません。

クズであることも自認しているので、社会生活を送るにあたって理性的に考え、倫理観に背くことのないように、恋愛的（性的）な好意に気がついたら離れるようにしています。

自分なりの平穏な生活を送れるようになりたいです。