生成AIへのプロンプトの重ね方

生成AIに対して行うプロンプトは一回では終わらないのが基本であることは、色々なところでとり挙げられているわけですが、どういうゴールを期待するかによりその繰り返すアプローチが変わってくるように思います。

比較的ゼロ状態なところから、ブレスト的に素案を作成してもらって、そこから内容のチューニングを行っていくケースと
プログラム作成など、ある程度ゴールが決まっていて、いかにそこに手早く持っていくケースとでは
当然プロンプトとしての投げ方も変わってきます。

どちらの場合でも、
「条件が具体的にプロンプトに記載されているほど精度が高い回答が返ってくる」
「一回ではなく、複数回のやりとりで期待するゴールに近づける」わけですが、

ブレストの場合は、回答を元に再度質問を投げ返し、「会話を広げる」「自分にはなかった着眼点を見つける」のことをまずは意識する。
気になるテーマがあれば、掘り下げる。
全体を俯瞰して、バランスを整えるようにチューニングする。
という流れ(膨らませる→整える)を繰り返すのが良いように思います。

逆に、プログラム作成の場合は、基本的な処理内容を記載し、できるだけ処理構造を固め、異常・例外処理や特定のパラメータ指定を追加していくのが良いように思います。
具体的な処理要件を最初から全て記載できれば良いのですが、動かしてみて不足していた処理や条件指定に気づくというのが普通な気がします。
こちらの場合は、膨らませるというよりは「必要な処理を足していく」という感覚での作業になるかと思います。

普段から生成AIに慣れている方には今更の話題ですが
まだプロンプトを繰り返すことに慣れていない方向けに、今回はちょっと書いてみました。またプロンプトでの質問力向上に向けた記事を挙げていきます!

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