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【小学校受験の記録#01】環境要因を知る

「はじめまして」でお話しさせて頂いた通り、知識ゼロから小学校受験にチャレンジすることになりました。さて、何から手をつければよいのやらと悩みましたが、まずリサーチしたのは「競争環境」と各校の「教育内容」でした。

小学校受験の競争環境

小学校受験をするにあたり、まず最初に手をつけたのは「どのような競争環境のもとで小学校受験に臨むのか?」という問いに対するヒント情報の収集でした。ただ、公的機関が公開しているような信頼度の高い統計データ等があればよいのですが、なかなかそのような情報は見当たらず…。そもそも入試に関する情報を公開していない学校も多く、全体を俯瞰できるような客観データは無いのが現状なのかもしれません。

そうしたなか、首都圏の国立・私立小学校の108校について、過去5年間の志願者推移を示したデータにアクセスすることができました(下記リンク)。サンプル数は限られているようですが、2018年に2万人を、2021年には2万5000人を越え、志願者数は継続して増加傾向にあることがわかりました。これでひとまず競争環境は激化している状況にあることが理解できました。

こうした小学校受験に関する競争環境を知るまでは、家庭学習のみで入試に臨むのも選択肢のひとつかもしれない、などと思うこともありましたが、競争激化のトレンドを見て、幼児教室へ通いながら入試の対策を講じていくことがベターな選択肢であると判断しました。

各校の教育内容を知る

次に「どこの小学校を受験するのか」を決める必要があります。そもそも通える範囲にあるのかどうか、支払可能な学費であるかどうか、といった物理的な条件を考慮した後、残るは教育内容(進学先や資格取得といった教育を受けたことによる成果を含む)を見て判断することになろうかと思います。これは各ご家庭の教育方針や価値観とどれだけ整合性があるか、に拠るところかと思います。有名私立大学の付属小学校を志望されるご家庭もあれば、難関とされる国立の小学校を志望されるご家庭もあると思います。

ちなみに私達の家族では、いわゆる認知能力(読み書き、計算といった客観的に計測可能な能力)のみならず、非認知能力(集中力、粘り強さ、向上心、協調性、自制心といった計測が難しい能力)を育むことにも力を入れている私立小学校を受験することにしました。これについては夫婦でよく話し合いました。私達の教育観は難関校に通っていわゆる日本型高偏差値エリートを目指すことを念頭に置いているわけではなく、息子には他者との良好な関わり合いを通じた学びをもとに探求する力をつけ、自分自身の生き方や夢を見つけていってほしい、という結論に至ったため、探求の時間やグループワークを積極的に実践している私立小学校を志望校と決めました。

さて、次は「どうやって通う幼児教室を決めるか」ということなりますが、それはまた次回のテーマにしようと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。またお会いできれば嬉しいです。それでは。

さばくるりん


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