日記(最近は本を読んでいる)


夜寝る前にスマホの電源を切って放り投げ、小さい電灯の明かりのもとで今読んでいる本のてきとうなページを開けて、目についた行から読み始めて眠くなったら寝る。

『レヴィナスと愛の現象学』
読みだしてから6年経過、やっと半分読んだ気になれた。内田樹著、難解といわれるレヴィナスの現象学についてユダヤ経典タルムードの読み解き方を用いてうんたらた。このタイミングで理解が進んだことによって最近のイスラエルの動向に関して一つの見方を提示してくれる。ユダヤの民とは!
『世界神話学入門』
3年前に真ん中を読んで、中断。今は後半から最後のページまで読んでいる。これはすごくおもしろいのでこれから冒頭を熟読することができそう。
狩猟採集民の社会は理想的な部分あるけどもう後戻りすることはできないと感じる。40歳を過ぎたら自分の欠陥もわかりつつ修正できない想いを抱えつつ見て見ぬふりをしながら自分を信じて突き進むしかなさそう、というのと同じ。若い人に託す。
『響きの考古学』
ピタゴラスが発見した純正律から平均律の発明までの紆余曲折、現代におけるハーモニーの立ち位置、様々な民族における固有の音律の紹介。
全体的に2回読んでいるけど、さっぱり読んだ気持ちになれないから何度も読むことになる。なぜなら音がcent表記になっていて、つまり、数字を見ると眠くなってしまうから困難。

夜中に「グちゃラッ!!」という異様な爆発音とともに目が覚める。
猫か娘になにかあったか!と思って確認するが無事。
ああ、金魚かも。水槽を確認。
金魚は底のほうで眠っている。眠っている金魚はうごかない。

夕方、リハーサル中に娘から電話があって、金魚が危篤の報せを受ける。
帰ると、水槽のなかで金魚はおなかを横にして鰓を動かさず、死んだ魚の目をしている。
臨終に間に合わず、9年ほど飼っていたおおきな金魚を亡くす。



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