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【共通】死ぬことよりも怖いこと〜脳血管疾患は家族を不幸せにする〜

脳血管疾患は冬に多くなると言われており、その原因は温度差による血圧の急上昇・急降下により発生します。
特に年配の方の血管は弱っているのでより起こりやすいです。
発生場所は脱衣所・風呂・トイレですが、どの場所もリビングに比べて温度差があるところだと思います。その差が10度以上あると脳血管疾患が起こりやすいと言われています。

脳血管疾患は昨今話題となっているヒートショックも原因の1つです。
ヒートショックが原因で亡くなる方は年間約1万7,000人。その数は交通事故での死亡者数4,611人を4倍近く上回ります。
もはや、寒い家にいることの死亡リスクは外出している時の死亡リスクより4倍も高いと言っても過言ではありません。

《後遺症のリスク》
ここまでは、死亡リスクについて話してきましたが、本当に怖いのは死亡することではなく、後遺症が残ることです!

厚生省の調査によると脳血管疾患での死亡者は年間約11万4118人、入院者数は15万9400人。更には、脳血管疾患での後遺症は重度なものが多く、運動障害などが発生しリハビリを要することが少なく為、継続的に治療を受けている人は117万9000人もいます。認知症原因の3〜4割、要介護4の30.9%、要介護5の34.5%となっているようです。要介護状態になった原因の第1位は脳血管疾患になっています。

再発の可能性も高く、本人にも家族にとって経済的・精神的にも大きなダメージとなります。

脳血管疾患に対する医療費は医療の高度化もあり年間で1兆7,330億円かかっています。今後高齢社会に伴いその費用は増加していくと思います。

結論。脳血管疾患を防ぐ為には生活習慣を改善することがですが、住宅の温熱環境を改善することで予防にもなります。
これを機に、室温を計ることから始めてみてください。

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