世界初「ポータブル量子コンピュータ」が発売。2量子ビットで118万8,000円より
株式会社スイッチサイエンスは、中国・深センのSpinQ Technologyが開発した世界初となるポータブル量子コンピュータ「Gemini Mini」、「Gemini」、「Triangulum」を直販サイトにて発売開始した。
Gemini MiniはポータブルなNMR(核磁気共鳴)量子コンピュータ。量子ビット数は2ビットと最小構成だが、量子コンピューティング教育とデモンストレーションのための包括的なソリューションを提供。どのような知識レベルを持つユーザーでも、量子コンピュータの基本的な知識と操作を素早く習得できるという。
特徴としてはこのほか、室温で動作し、安定した性能を発揮できるほか、運用にあたってメンテナンスや追加コストが不要な点を挙げている。2量子ビットのリアル量子コンピューティングが可能なほか、8量子ビットのシミュレータを統合。また、学習教材の提供も行なう。
Gemini Miniの主な仕様は以下の通り。価格は118万8,000円からとなっている。
量子ビット数:2 Qubits
コヒーレンス時間:>20ms
1量子ビットゲート操作の数:>30gates
2量子ビットゲート操作の数:>10gates
量子ビット周波数(H):27±1.5MHz
量子ビット周波数(P):11±0.5MHz
RFチャンネル数:2
パルス分解能:<100 ns
90°パルス幅:-<100 us
位相分解能:<0.1°
レシーバダイナミックレンジ:-114~60dBm
デジタルコンバータ:500MS/s; 16Bit
NMRシグナルピーク分解能<50Hz(FWHM)
付属ソフトウェア:CASTOR
ビルトインデモアルゴリズム:18種類
カスタムアルゴリズム:設定可
定格電源:100~240V AC 50Hz/60Hz 単相
消費電力:~60W
外形寸法:200×350×260mm
重量:14kg
これほしいかも★
さらに高度なやつもありまっせ♪
「Triangulum」は3量子ビットのデスクトップ型NMR量子コンピュータ。ハードウェアレベルでのパルスシーケンスのエンジニアリングに対応。また、量子回路をカスタマイズでき、外部ポートからプログラミングできる。価格は792万円。
量子ビット数:3 Qubits
コヒーレンス時間:>40 ms
1量子ビットゲート操作の数:>40gates
複数量子ビットゲート操作の数:>8gates
量子ビット周波数(F):39.6±1MHz
RFチャンネル数:2
パルス分解能:<10ns
90°パルス幅:<20us
位相分解能:<0.1° レシーバダイナミックレンジ-114~60 dBm
デジタルコンバータ:800MS/s; 16Bit
NMRシグナルピーク分解能:<20Hz
付属ソフトウェア:SpinQuasar
ビルトインデモアルゴリズム:6種類
カスタムアルゴリズム:設定可
定格電源:100~240V AC 50Hz/60Hz 単相
消費電力:330W
外形寸法:610×330×560mm
重量:40kg
792万って・・・w
でも、これスペックで考えると安いんだよね?
詳しい方、コメントくださいナ!w
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