見出し画像

カナダ奮闘記

今年の6月末からカナダのバンクーバーに3年間修行しにいきます。
出発まで2ヶ月を切った今、noteを再開することにしました。

今回はcoop留学というプログラムで専門学校に行きます。
このプログラムでは専門分野を学んだのちに、その専門分野に関連する現地企業で有償インターンとして働くことができる制度です。ワーホリとは異なり、年齢制限はありません。この制度を(取得できれば)ワーホリビザを併用して、以下の3年計画でカナダ拠点に生活する予定です。

  1. 学生ビザ:専門学校でWEB開発(Java)を学ぶ

  2. coopビザ:現地のWEB開発系企業で就労

  3. ワーホリビザ:現地のWEB開発系企業で就労

今でも英語に対する苦手意識がとてもあり、これまでの人生の中で留学について一度も考えたことがありませんでした。けれども、協力隊への参加、一時帰国、そして再派遣を通してやりたいことが具体化され、キャリアチェンジをかけて留学に挑戦したいと思うようになりました。

正直、英語に対して“怖い”という意識は拭いきれません。
ただの語学留学とは異なり、現地企業で働くという面でもスキルを身につけなくてはならないし、しっかりした英語力が求められます。ワクワクよりも怖さが優っています。それでも、この留学や海外で働くことを通して自信に変えていけたらと思っています。


以下の項目で質問に答えていきたいと思います。

1. なぜ留学に行くのか?

理由は主に以下の5つになります。

  • 専門スキルを身につけたい

  • キャリアチェンジをしたい

  • 海外で働く人材になりたい

  • 英語の苦手意識を克服したい

  • 上下関係が強い日本社会ではなく実力社会のカナダで挑戦してみたい

今回の留学は単なる語学留学ではなく「スキル×英語」が目的となっています。
私はこれまで教員を目指してきました。しかし実際に教員として働いたり、ルワンダの学校で勤務する中で学校教員になることを通して、学校現場に窮屈さや教員になることへの疑問を感じてしまいました。結果的に、私自身には向かないという判断に至りました。

協力隊活動を通して自分自身を嫌と言うほど向き合う機会に直面しました。
自分自身が何者なのか、何が好きで何が嫌いなのか、どんなことに喜びや幸せを感じるのか、何を大切にしているのか、何を目指したいのか。

そこでたどり着いたのが、「自分の手で未来を切り拓くこと」でした。
環境や場所、人に左右されず、自分自身でキャリアを築くということ。

今現在、私自身は結婚や出産についてあまり重きを置いていませんが、これまでに女性のキャリアについて考える場面が多くありました。結婚や出産、育児により女性のキャリアが絶たれたり、女性への家事や育児への負担(例えば、互いの両親が近くに住んでいない、パートナーの仕事が多忙、育児の参加率が低い等)が多いのが現実としてあるように思います。その環境下でどのようにキャリアを築いていけばいいのかを私なりに考えてきました。

特に私の場合はやりたいことだらけなので、私自身がスキルを身につけ磨き、場所や環境に左右されないで状態を確立しておくことで、やりたいことの実現がしやすいのではないかと考えました。

スキルといってもいろんなスキルがあるわけですが、食いっぱぐれることがない稼げるスキルとしてWEB開発(Java)を選択しました。そして場所にとらわれないためにも日本国外で働ける語学力を身につけることを重視しました。

プログラミングスキルは毛が生えた程度、むしろゼロに近い状態です。
WEB業界の経験もゼロ、語学も中級レベルの私にとってこの3年間の留学は非常に大きな挑戦になります。無謀でもあるかもしれません。正直かなりしんどい留学になると思いますが、これからの私の人生のなかでとても貴重な3年間になると確信しています。

ワーホリビザが取れるのも年齢的にギリギリです。
今行かなければ一生後悔する。
人生をかけた挑戦をすることにしました。

2. もう学校の先生にはならないのか?

今現在、学校教員になるつもりはありません。

もともと「教育=学校」という認識は持っておらず、教育は学校教育に限らないと考えています。確かに大学院まで行って取得してきた小中高の専修免許を捨ててしまうことになりますが、様々な教育の形がある中で学校教育に固執する必要はないと私は思います。

これまで学んできたことを活かすも生かさないも自分次第で、活かそうという意識が大切なんだと思っています。たとえ、今は繋がらなくても後々繋がっていくことも多いにあると思います。

何かを始めるには何かを捨てる。

おもいきって教員になる選択肢を捨てたら、やりたいことややってみたいこと可能性の芽がぽつぽつと生えてきました。そして心がとてもスッキリしました。
今は新しく出てきた芽を大切に育てていきたいと思います。

3. なぜカナダなのか?

IT留学はカナダ以外にもフィリピンのセブや他国の方が低価格で留学することが可能です。カナダの方が留学費用が高いと言うデメリットがありますが、coop留学の制度が個人的には魅力的で、また英語ネイティブの環境で挑戦してみたいと思いがありました。

あとはこれまで先進国に行ったことがないといった純粋な理由もありますが、移民の受け入れや自然が豊かということも魅力的だと感じました。

4. なぜバンクーバーなのか?

主に、気候、自然、環境です。

静岡県出身で雪のない生活を送っているため、カナダの極寒地域では生きていけないと思いできるだけ暖かい場所にしました。ルワンダでの生活は冷暖房がいらないほど年中の気候が過ごしやすく、病気や風邪も引かず健康そのものでした。この経験を通して生活環境の大切さを実感し、気候を第一優先で選びました。

バンクーバーは第2のハリウッドと呼ばれるクリエイターの聖地でもあります。カメラや映像制作を仕事にしている私としては、世界のクリエイターと関わる機会や最先端の技術や情報に触れる機会が増えるのではないかと期待しています。

5. なぜWEB開発なのか?

これまでの趣味や経験が集約するのがWEB制作や開発になるのではないかと思っています。これまで、カメラを中心に、WEBデザイン、動画撮影・編集、最近ではライブ配信等のスキルを磨いています。

しかし、カメラ1つにしてもポートレート、物撮り、風景撮影など様々な撮影があります。現実的にカメラや写真が好きでスキルがあってもカメラ一本で食べていくことはプロカメラマンでも厳しい現状があります。特に私の場合はヒトの撮影にはあまり興味がないことが明白なので、メインの仕事としては考えてはいません。

一方でWEB開発や制作をベースに行うことで、これまでの学んできたことやスキルがより活かされるのでは考えています。例えば、お店からHP制作を受注した際に、HPに挿れる写真やバナー、さらには動画等の素材が必要になります。HP制作に関連するスキルの方はすでに一定レベルを超えているのでHP以外も受注の幅を広げることができます。

また仕事をする際は、互いの顔が見える関係で仕事をしたいと思っているので、WEB制作以外にもできることが多ければ、よりクライアントがやりたいことを実現できるお手伝いができるのではないかなと考えています。

ここまでは恥ずかしながら留学行く前にバックエンドもフロントエンドも理解していなかった私の考えです。

今回学びに行くのはWEB制作ではなくWEB開発になるのでシステム構築や設計などプログラミンの中でも難しいとされているJavaを中心に学びます。

作業の効率化やシステム作りといったバックエンドを行なっていくことになるのでこれまでのスキルをどう結びつけていくのか、もしくはWEB開発の知識をどのように活かしていくのかを考えていく必要があります。

1年後、3年後のことは何も考えられていませんが目の前にあることを一つ一つ積み重ねながら進んでいきたいと思います。

カナダ奮闘記をどうぞよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?