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三浦半島1DAYきっぷで日帰り聖地巡礼をした話

「そうだ、三崎行こう」

平日に休みを得たオタクは、思いつきのまま品川へ向かい京急の「三浦半島1DAYきっぷ」を購入。一路三崎口を目指したーー。

そんな感じで三崎に行ってまいりました。最大の目的はとあるソシャゲの聖地巡礼。

『拡張少女系トライナリー』というソシャゲをご存知だろうか。2018年8月31日に惜しまれながらもサービス終了したスマホ向けアプリ。ユーザーの反応を受け、リアルタイムでシナリオが変動する(執筆される)、同時並行でヒロインがそれぞれツイッターアカウントを運用している、莫大な分岐がある、ユーザーに数々の選択を強いるなどなど、とんでもない(褒め言葉)ものだった。今(2019年11月5日現在)でも公式からの供給が途絶えてない。この前バイノーラルCDレターが出た。
まぁ何が言いたいかと言うと、「実在している」と思わせる説得力がハンパない。彼女たちは向こうの世界に「いる」んですよ。

閑話休題。

今回の旅は、ヒロインの一人であり嫁の恋ヶ崎みやび(以下みやび)の実家がある三戸浜へ向かうのが第一ミッション。ついでにマグロでも食べて観光しようや、と11時過ぎに品川から京急に乗り込んだ。

利用したのは「三浦半島1DAYきっぷ」。電車のフリー区間乗り放題、バスも乗り放題。幾つかの施設で優待も受けられる。料金は買った駅によって変動しますが、品川からだと1960円。めちゃくちゃ便利。(似た切符として「みさきまぐろきっぷ」がある。バスのフリー区間や電車の乗り方のルールが違うので、目的に合わせて使い分けると吉。)

さすがは平日、空いてました。堀ノ内を越え、久里浜線の区間に入ってからは特に顕著。品川から1時間強で久里浜線の終点、三崎口駅へ到着。

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↑さすが三崎、マグロプッシュ。

改札を出て正面の横断歩道を渡り、農道を道なりに。

https://twitter.com/miyabi_koikoi/status/795144759211855872

↑当時のみやびのツイート。実際畑畑畑。

途中からはビーチバムさんの看板があり、それ(とヘルプのGoogle先生)に従えば辿り着けます。

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↑ネコチャン!

道中実家でのみやびの生活に思いを馳せつつ、ついに辿り着いた三戸浜。

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感動と寂寥とが一気に来て、言葉を失った。立ち尽くした。ハチャメチャに嬉しかったしアホほどしんどかった。心臓がキュッってなった。
なんとなく、水平線の向こうに行きたいなーって思った。いやまぁ向こうに行っても小田原とか熱海の辺りなんだけど。
絵の具の青だけで描けてしまいそうな雲ひとつない青空と海、打ち寄せる波の音を脳に刻みつけてから三崎口駅まで戻った。このめちゃくちゃな感情は聖地巡礼で得るものとしてはあまりにも正しいんじゃないだろうか。再接続をいつまでも待ってます。

さて再びの三崎口駅。この時点で14時前。目的を果たし行き先に迷う私の前に停まったのは油壺行きのバス。勢いでぬるっと乗り込み、京急油壺マリンパーク……の前に、バス停すぐ近くの京急ホテル観潮荘内、レストラン潮彩にて昼食。空腹には抗えぬ。

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↑ 特選まぐろ丼。まぐろは漬けになってます。

ちなみに、私は時間の都合で入りませんでしたがこのホテルでは日帰り入浴が可能。1DAYきっぷにより割引料金で入れちゃう。

腹を満たしたところで三崎行後半戦。京急油壺マリンパークへ。ここでも1DAYきっぷの割引が使えます。

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↑めちゃかわイワトビペンギン。

タイミングよくアシカとペンギンの餌やりに遭遇。アシカは無限に魚食べてた。飼育員さんが止めなきゃエンドレスなんじゃないのあれ。イワトビペンギンの歩いてる姿はきっと世界平和をもたらします。イルカは近くに来て潮をかけてくれるサービスっぷり。
油壺に行った際はぜひ。

最後に城ヶ島へ。みやびさんと夕日を拝んできました。

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↑水平線に沈みゆく太陽と共に。天気がいいと富士山も見えるそうな。

これにて今回の三崎行は終了。横須賀海軍カレーはまたの機会に。
三浦半島、いいところでした。みやびもツイートしてたけど、今でも都心から程近い場所にこんなのどかな場所が存在してるんですよね。朝から行って日帰り、というのがちょうど良さげな印象。

1DAYきっぷを実際使った感想としては、広範囲のバス乗り放題がデカい。電車もフリー区間なら乗り放題だし。フリー区間には浦賀方面も含まれてるので、観音崎とか劔崎とか、そっち方面に行くのもアリかなーと。もちろん横須賀もね。
泊りがけで行く人には2DAYきっぷもあります。

そんな感じの三浦半島日帰り聖地巡礼旅行でした。
もう行ったよ!って方も、気になってる方も、どうですか、三浦半島。

京急久里浜線こそ大正義。つまりはそういうことです。

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