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PMSからのPMSDDだからASAPで

昨夜みたいな極悪な鬱に突然飲み込まれると、どうしたらいいかわかんなくなっちゃって…
調子悪い事はあっても、それでもこの3年くらいはそれまでと比べたらスキップできちゃうくらい元気だったからな。
好きなものを摂取しようとしても逆に良くない方に行きそうで、そうなると自傷しかなくて、でも自傷は後悔がえげつないからしないって決めてて、それは約束だから絶対にできなくて、つまりベッドの上でタオルを噛むしかこの恐ろしい時間をやり過ごす方法がない。
それは雪山でホワイトアウトの中、祈るような気持ちでビバークしているような気持ち。
絶対に死ぬ事はない、ただいつもと同じ静かな夜の中、私ひとりだけがベッドの上でありもしない爆撃に怯えて時が過ぎるのを待っている。
救急車のサイレンすらない静かな夜なのに、その中で私ひとりが世界中に早く消えろ不愉快だと言われているような錯覚に陥って、泣いている。

私だけが辛いんじゃない、私だけが苦しいんじゃない、私より大変な人はいる、私より…

でもそれはわかってて、それでも今ここにいる私は間違いなくありもしない恐怖に怯えて今にもベランダから飛び出しそうになっている。
それを認める事で何とか命を繋ぐだけの理性を保っている。

さっきまで友達と楽しく話してたのに、こうならないように必死で色んなことをしていたのに、色んな気持ちを見逃さないようにしていたのに、ピルも飲んでPMSのコントロールもしていたのに…
それでも、悪いタイミングが重なるとこうなるんだと改めて思い知らされた。

以前PMSDDでものすごく振り回された時は、私生活でも問題が多発していた時で、今思い出してもよく入院せずいられたなと思うほどだった。
主治医にも入院したいと相談する直前だった。希死念慮が自殺願望まで膨れ上がっていた。他の事なんてもうどうでもいいから楽になりたかった。もう助からなくてもいいから、苦痛を取り除きたかった。

今はそこまでではないけど、またあの状態になるのかもしれないと思うと、あまりにも恐ろしい。
私はもう、少しの苦しさも耐えられないと思ったから苦しい辛いから逃げるために今の私になったのに。
結局ホルモンバランスに振り回されてお陀仏なんてアホらしすぎやしないか。

気軽にパキッて未遂して入院してましたなんて言えるくらい心が幼かったら楽だったよ。
お酒に逃げて依存症になって、世の中のせいだと破滅的な人生を歩めるくらい自分に甘かったら楽だったよ。
ストレスを吐き出せるならと夢の中で煙草を吸った事も何度もあったけど、現実には落とせなかった。

そんな風に他人の地獄を軽く見てしまうくらい心は荒れている。本当はそんな簡単じゃない、そんなもんじゃない、わかってるのに。

私は弱い人間だから、きっとコントロールが効かなくなる。一度その手段を知ってしまったら、破滅するまでしゃぶり尽くして後悔しながら血反吐に塗れて世界を呪いながら死んでいくだろうと容易に想像できた。

依存に縋る選択肢を増やせないんだよ。
すぐ算盤を弾いて、これは後に辛くなるからダメだと判断してしまう。勢いに任せられない。
それを人は強さというけれど、私にはもう呪いなんだ。だってずっと正気でいなきゃいけない。
高熱を出した日に見る悪夢みたいな世界の中で、私だけがバキバキに冴えた正気で耐えなきゃいけない。
それは最早狂気に近くて、もう本当はギブアップしたくて、やめたいって何度も自分に言ってるんだけど、許して貰えない。

いつか心穏やかに過ごせる日がきっとくると、私を信じて戦い抜いた私を、私は見捨てられない。
この瞬間を楽に乗り切るためだけに、あの子を裏切れない。

叶えたかった夢も、職業も、何もかもを諦めなきゃいけなかった私に残った希望は、もう私を笑顔にすることしかない。
もうそれしか道がない。
救いがない。
どれだけ辛くても、しんどくても、そうするしか、それ以外が、それしか

だから私は今日も、視力3.0くらいのクリアな正気で、この狂気の中をやり過ごす。

いくら泣いても翌日目が腫れるくらいで済むし、タオルを力一杯噛んでも精々歯が割れるだけ。

たったひとりのクズ男と、ゴマンといたバカのせいでこんなんなっちゃったけど、それでも、今日も、生きるしか道がない。


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