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【徹底解説!】Tinderのマッチの仕組み ~マッチ数を増やす裏技は存在するか~

はじめに

私が初めてTinderをインストールしたのは数年前。

その時からTinderの仕組みを研究したり、ときにはHuckしたりして常にマッチの最大化を図ってきました。

一例を挙げると、数年前までは

「自分に”いいねしてくれた人”は自分の設定距離に関係なく表示される」

というアルゴリズムが採用されていました。これを逆手にとって設定距離を最小にすれば、「設定距離以上の距離であるのにも関わらず表示される人=全員自分にいいねをしてくれた人である」という方程式が成り立つので、課金をせずに効率よくマッチする遊びをしておいしい思いをしたものでした。

と、こんな思い出話をすれば枚挙にいとまがないほどネタが出てくるわけですが、こんなことをしていると友達やTinderで出会った女の子に大ウケし、「その情報売れば?絶対お金になるよ!」みたいなことを言われることも頻繁にありました。

それでも私にはその情報でお金を儲けるという発想はありませんでした。なぜならTinderのアルゴリズムのアップデートは頻繁に行われるため、売った情報が正でなくなる日が近い将来に訪れるからです。

例えば冒頭に挙げた「距離最小にして自分にいいねしてくれた異性を選別する裏技」は今情報商材として売ったら立派な詐欺になります。

情報商材として売るならば、不変の真理やもっとライフスパンの長いものにしなければならないというのが私の信条です。

この信条はあくまで私の考え方なので、Tinderの裏技的なものを売る人は売ればいいと思いますが、最近明らかに誤りであると思われる裏技を語る情報商材が氾濫していて、治安悪いな~と思うことが増えました。しかもこれはあくまで推測ですが、それらの大半は自分で頑張って研究して得た成果ではなく、誰かが(多くの場合は根拠なく)記載した何かが情報商材を呼び、その情報商材が情報商材を呼ぶという構図が透けて見えます。

例えば、TinderはEOLアルゴリズム(詳細は後ほど説明します)を採用しているなどと堂々と書いてある記事を見かけたりしますが、Tinderは公式の記事でEOLアルゴリズムを採用していないと明言しています。

この記事の読者の皆さんに訴えたいのは、Tinderの攻略や裏技に関する記事や情報商材は時代遅れのものがほとんどです。最新の情報は英語で流れますから、日本語の記事になる頃には旬が過ぎています。

最新の情報を取りたいなら、英語でSNSや公式ブログまたはそれに準ずるものを通じて手がかりを得るか、Tinderがアップデートされた瞬間にHuckを始めるしかないです。そしてこれができる人は相当限られた人材で、かつそれらの人の中でTinderに興味関心が向いている人などほぼいないのではないかと思います。

今回は上記のような問題意識から、皆さんに「Tinderの攻略や裏技に関する情報商材は詐欺である可能性が高いよ!」という啓蒙を兼ねて、Tinderのマッチの仕組みに関する正しい情報をお伝えしようと思います。

前提として、これから紹介するのは2022年12月23日時点においてTinderの公式ページが発表している最新のアルゴリズムの解説記事の内容を要約し、言葉足らずなところについては私の見解を少しだけ加えたものです。英文読める方は全文読んでみるといいと思います!

公式発表されているTinderのマッチの仕組み

最重要要素は「アクティブユーザーであること」

上位表示されるために最重要な要素は「アプリを定期的に使用すること=アクティブユーザーになること」であるとTinder公式は明言しています。

”アプリを定期的に使用することで、そのメンバーはより他の人のスワイプ画面に出やすくなるし、そのメンバーはより多くのプロフィールを見ることになるので、より多くのマッチングを行うことができます。”

 だそうです。その理由として、

”非アクティブなメンバーのプロフィールを表示して、人々の時間を無駄にしたくない。私たちは、メンバーが有意義なつながりや会話を持ち、最終的に実際に出会うことを望んでいます。そして、マッチングしてすぐに会話を始めることに勝るものはありません。”

と述べています。なんだか泣けてきますね(TT)

なのでマッチしたければ、より頻繁にアプリを使いましょう。
「果報は寝て待て」は最もTinderのポリシーに背く行為です。

”ご近所さん”であると上位表示されやすい

同じ地域で誰かと会うのはいつでも楽しいものだから、メンバー間の距離の一致度を考慮する。と述べています。Tinderでは設定距離自体は遠くにできますが、その中でも優先表示されるのは近くにいる人のようです。その距離がどれくらいか(どんな関数か)、またそれがどれくらい絶対的な法則なのかについては明言されていません。

共通の関心事や趣味があると上位表示されやすい

これはそのままです。関心ごとや趣味は書くに越したことはなさそうです。観点として、自分の趣味の趣向の被り(お酒と居酒屋巡りなど)をなくせばより多くの人にアプローチできるかもしれませんし、逆にあえて被りを作ることで、その趣向にかする人に確実にアプローチすることができるかもしれません。いろいろな戦略ができると思います。

スワイプ履歴から趣向を分析して上位表示

自分がいいねした人の”写真の共通点”をTinderが自動で判別し、その写真に似たプロフをアップロードしている人を上位表示しやすくします。

例として「大自然を楽しむ人」や「フェス好きな人」、「海が好きな人」などが挙がっていたので、いいねした人の容姿に似た人が表示されやすいというよりは、いいねした人が写真内で「どんなところにいたか」、「何をしていたか」に重きが置かれているかもしれません。

これを逆手に取ると、”色んな場所にいる自分”の写真をアップすればより多くの人のスワイプ画面に上位表示されやすくなるかもしれません。

潜在的なマッチング可能性を考慮

あるメンバがどんな人にLIKEされてどんな人にNOPEされたかを観測し、それらを考慮することでメンバ間の潜在的なマッチングを予測するそうです。

以降は名言はされていないものの、帰結としてはマッチングする確率が高い人同士を上位表示させるのでしょう。

社会的地位、宗教、民族は考慮しない

仕事や学歴、性的趣向など書く欄がありますが、それらは一切考慮されないそうです。

ELOアルゴリズムは採用していない

ELOアルゴリズムという、極端かつ簡単に言うとLIKEとNOPEを対戦に見立てて、LIKEされた相手をNOPEすれば自分の戦闘力が上がっていき、戦闘力が近い者同士をマッチングさせる仕組みをTinderは用いていないと明言しています。それどころか「時代遅れである」と痛烈に批判しています。

巷ではTinderはELOアルゴリズムを使っているなどという記事をよく見かけますが、それは間違えのようですね。

公式発表されている情報を要約すると、以上が全てになります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、2022年12月時点で絶対的に正しい情報は以上が全てです。それ以外の情報は推測の域を出ません。もちろんその情報がある仮説に基づいて行われた実験から導き出された確からしい結論であれば、公表されていない真実である可能性が高いですが、そうではない場合も多分にあると思いますので、情報のソースや確からしさには常に気を付けるとよいと思います!

それでは素敵なエロライフを!

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