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《ステージの幕》

解説ではこの作品が示す現代社会のネガティブな側面に触れられていたが、昔割と熱心に英米のポップミュージックを聴いていたので海外の友人と音楽の話で通じ合えたとか知ってるデザインがあったとか、どうしても親しみの感情の方がまさった
(10/7 なお)

ピア・カミルのバンドTシャツをパッチワークしたモニュメント的な作品も音楽がテーマだ。もし僕がロック少年なら、感慨も倍増していたかもしれない。
(8/20 HANAMI Tadashi)

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ピア・カミル
1980年メキシコシティ(メキシコ)生まれ
メキシコシティ(メキシコ)拠点
布を用いた大型インスタレーション他、様々な表現を通じてメキシコの近代化や都市景観にまつわる作品を制作。近年の代表作《Telón de Boca》は、多様な音楽が交わるチョポの露天市で行われる物々交換から着想を得たもの。予めデザイナーと用意した中古Tシャツを、街ゆく人や友人のバンドTシャツと交換して集め、一枚に縫い合わせた巨大な幕の内側には、24台のスピーカーが内蔵されている。バンドTシャツは、文化的、社会的そして個人的な情報の伝達手段である一方、米国市場向けに過剰生産されたそれらが市場で買い叩かれていることは、世界経済と取引システムの別の側面を象徴的に仄めかす。本作は観衆が参加可能な「舞台」として、モニュメンタルな音響空間を創り出す。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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