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《The Clothesline》

カードには差別や抑圧などの個人的経験が記されている。
どうにもならない重い澱が絡み付いているように感じた。

展示も社会も肝心なのはこの先。

まさに今
「ダブルスタンダードに気づきをもたらす」か。
(8/18 夜宮)

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©mayu.h

モニカ・メイヤー
1954年メキシコシティ(メキシコ)生まれ
メキシコシティ(メキシコ)拠点
メキシコのフェミニスト・アートのパイオニア的存在で、ジェンダー間の不均衡を可視化する作品を数多く制作している。彼女が1978年に始めた《The Clothesline》という参加型プロジェクトでは、ピンク色の紙に、参加者が日常生活で感じる抑圧やハラスメントなどを匿名で書いてもらったものを展示する。なかなか声を上げることができない人々が、その思いを告白するのに安全な環境を提供するとともに、社会構造から生じるダブル・スタンダードについて観客に気づきをもたらし、そこから対話や連帯が始まるきっかけを作り出している。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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