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A80:バスマ・アルシャリフ

『ウロボロス』

映像自体も構成も脚本・演出もとっても詩的で美しい。
言葉(声)の使い方も詩そのものだし、それをタイポグラフィのように画面に配置して、メッセージの意図を強調するやり方も洗練されている。
(9/19 HANAMI Tadashi)

ウロボロス、けっこうみんな寝てた(笑)
ロマンティックに、ノスタルジーに浸ろうとする瞬間カメラがパンして実は全然ロマンティックじゃなかった~という光景が現れる。それがガザ地区の風景と重なるようだった。
あとは終始めちゃくちゃオシャレだった。
(9/18 toshiyo)


バスマ・アルシャリフ
1983年クウェート(クウェート)生まれ
ノマディックに活動 

パレスチナ人の両親のもと、クウェートで生まれる。幼い頃にフランスに移住したのち、8年後に市民権を否定されアメリカへ渡る。母方を頼って何度も訪れたパレスチナのガザ地区を故郷のように感じる一方で、いずれの国のアイデンティティーも強く持たずに育つ。2007年イリノイ大学シカゴ校で美術学修士号取得。過去にはシカゴ、ベイルート、アンマン、シャルジャ、ガザ、パリ、東京などで暮らし、創作活動に取り組んできた。現在はカイロに滞在している。記録とテキストのモンタージュ、独特な音楽の取り入れ方や、場所や時間を明言しない黙示録的なドキュメンタリーが特徴とされる。
(あいちトリエンナーレ2019公式サイトから抜粋)

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