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《Function Composition》
《Semantic Segmentation》
《Translation Zone》

一目見て「好きだなぁ」と感じた。キャプションを読むとコンピューターによる物質認識で色分けやパーセンテージが示されているという。けれどどこかに懐かしさがありそれは何だろう。と気になっていた。もしかしたら昔読んだ海外の漫画の配色かな、と今思った
(10/14 夜宮)


文化と言語、人間の移動による混淆現象を、料理をしながら思考する傑作。
フライドライスとシンガポールで言うnasi gorengをニアイコールで説明するくだりでは、ディック・リーのヒット曲Fried Rice Paradiseのことも言及されている。
(8/20 HANAMI Tadashi)


レヴィ・ストロースの料理の三角形の話から始まり、Google翻訳の教育の話から、炒飯の国ごとでの名前の違いに行き着くのだが、ただ料理をし続けるだけの映像に引き込まれながら、「固有名詞」という情報について考えさせられる。
(8/19 武藤 隆)

工夫という名のレシピの改変が、料理の固有名詞を残しながら本来の意味から遠い場所に置換される「翻訳」をクリアな映像で提示。壁の色とのコントラストも冴えていて2周見ても飽きなかった。
(8/10 かしゅらって)

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©️mayu.h

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永田康祐
1990年愛知県生まれ
神奈川県拠点
高校まで愛知県で過ごし、東京藝術大学で建築を学ぶ。同大学院修了後、デジタルデザインに関する研究に従事しつつ、作品制作を行う。現在、同大学院映像研究科博士後期課程に在籍し、写真研究と作品制作を並行して行っている。デジタル写真の普及によって、画像の作成や加工を通じたコミュニケーションが容易に行えるようになった反面、その画像は写真を撮影するためのカメラや加工するためのソフトウェア、表示するためのデバイスといった装置によって規定されてもいる。こうしたデバイスやソフトウェアの機能を過度に用いたり、その存在自体に焦点を当てることで、メディアを通じた私たちの経験のあり方を問い直すような作品を制作している。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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