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《隠されているものと見慣れぬものによるアメリカの目録》
《公文書業務と資本の意思》


一見美しい個々の画像は深刻な社会問題の断片。また奇妙なフラワーアレンジメントは不都合な真実を知る証人。事件は記載されているものの疎ければ理解に及ばない。アートからの意味を汲み取るには「通じていることが必須」と忠告されたかのよう。
(10/14 夜宮)


「世界の非公開区域」みたいな本が好きな人に超オススメ。普段見られない世界のあれこれを見られる。知的好奇心を刺激され、かつ考えさせられる。
(10/5 河原行三@あいトリ楽しいbot)


点字版プレイボーイ、海底ケーブルの上陸地点、人体凍結保存装置、JFK空港の没収品たち…
…横のテキスト無しでは分からない写真がズラリで、子供でも楽しめる

字が小さいので、老眼は係員さんに説明文シートを借りよう
(9/22 虎之介)

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タリン・サイモン
1975年ニューヨーク(米国)生まれ
ニューヨーク(米国)拠点
サイモンは血縁関係から犯罪捜査、死者の追悼、フラワーアレンジメントまで身近な事象における組織化の体系に光を当て、そこに潜む権力、権威の構造を露呈させる。写真、テキスト、映像、彫刻、パフォーマンスなどのメディアを横断するサイモンの実践は、普段は知覚することができない言語と視覚世界の間、つまり複数の真実やファンタジーが生成され、翻訳や混乱が起こる領域の存在を明らかにしていく。サイモンのプロジェクトの技術的、物理的、美的要素はまさしく作品の主題である支配と権威を反映している。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)


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