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T02a, b & c:小田原のどか

《↓ (1946-1948 / 1923-1951)》
《↓ (1946-1948)》
《↓ (1923−1951) 》

自分で出版社もやっているという実業家兼アーティスト兼研究者の方。 長崎原爆爆心地の矢羽のような作品と、台座から電通と戦中戦後を考える作品。時間の都合上で昇れなかったけれど、昇りたかったなあ。
(10/5 河原行三@あいトリ楽しいbot)


彼女が著した論考や編んだ書籍を総覧すれば彫刻史をも総覧可能。彼女はなぜ制作までするか。制作物は至って素朴な造形が主だ、それらは文章行為を補完するだけのものか、否。ネオン管や足場金属階段など、コンセプトと直結しない質感部分で美的さを発揮させてる。
(9/15 河村たかしLOVE)

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©️竹内久生

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©️竹内久生

小田原のどか
1985年宮城県生まれ
東京都拠点
彫刻家であり研究者の顔も持つ彼女は、特に近代の黎明期、そして戦時下における日本の彫刻を、作品と文章により批評的に扱う。ただの芸術の一分野というだけではない、日本の近現代史に潜んだ課題がそこに浮かび上がってくる。長崎の爆心地に建てられていた矢形標柱、戦中の軍人像や八紘一宇の塔、また戦後の女性裸体像の氾濫など、日本の公共空間における彫刻の変遷は、そのまま時代や社会の変化に呼応している。公共彫刻は、美術館に収められている美術作品以上に、その時代・社会の、またそこを行き交う人々の無意識をかたどっているということを、彼女は鋭く見抜くのである。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)


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