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『A Day in the Aichi』

性に向き合っている人は人一倍生に向き合っている。
昔からそう思ってきたけれど、カンパニー松尾さんやお母様、AV女優やモデルの方々もそうだった。
情愛と慈愛と人情に貫かれた監督のお人柄が、インタビュー相手を通して滲み出てくる良作でした。長かったけど、清々しい気持ちになりました。
(10/8 HANAMI Tadashi)

トークも入れて6時間弱、あっという間だった。楽しかった。
カルチャー面だけじゃなく、お母さんを通して等身大の県民の姿が見えるし。愛知を映す、大きな鏡だった。
エンディングの「電車」と空撮、全部もってかれた…。
(9/29 toshiyo)


カンパニー松尾
1965年愛知県生まれ
東京都拠点  

映像の専門学校卒業後、テレビ制作会社に就職するも1年で倒産。アルバイトで食いつないでいた際に声をかけられ、1987年V&Rプランニング入社。1988年AV監督デビュー。自身が監督、撮影者、出演者を兼ね、私小説的なテロップや、ロック音楽を重ねる手法で頭角を現す。カンパニー松尾は、私たちの多くが避けられない「動物として欲し・人間として愛す」矛盾を記録する。人間の本性とは決して一つに割り切れるものではない。永遠に続く偏見に晒され、時代や地域で移り変わる価値観を肌身で感じながら、自分も裸になり対象に肉薄する姿勢は、ポルノ以外の彼の作品に通底する。欧米とは明らかに違うアジアの性愛について考える上でも重要な作家。
(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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