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N12:バルテレミ・トグォ

《アフリカ:西欧のゴミ箱》

見た目とその指し示すものとのギャップ。明快で痛烈。けれどこの痛烈さは決して他人事でない。コミュニティ内での関係性から国家間の力関係まで、サイズ可変で通底する人の世の矛盾。明らかにそこに目立つくらいに見えているのに、その本質は認識されにくいという構造がある
(10/31 ふう)


最初、まったく気づかずに通り過ぎてしまった。ゴミを入れていいのか、入れたら怒られるのか、大変迷うやつです。
(9/14 なお)

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バルテレミ・トグォ
1967年ムバルマヨ(カメルーン)生まれ
バンジョン(カメルーン)/パリ(フランス)拠点
アフリカ諸国と旧宗主国との関係、その間を移動する移民や商品について強い関心を抱き、水彩画、木彫、インスタレーション、写真、映像、パフォーマンスなどを制作する。《The new world climax》は、ハンコの形をした大きな木彫で、出入国の際にパスポートに押されるスタンプから着想を得たもの。《Welcome》は、一本の滝へと抜ける山道の途中に、大小様々な椅子を配置した野外インスタレーションで「移民や旅人がこの椅子に腰掛けて休むことができるように」という作家の思いが込められている。また2008年から、カメルーンのバンジョンにアーティストが滞在制作することができるアートセンター「バンジョン・ステーション」を設立し、運営に当たっている。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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