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A20:袁廣鳴(ユェン・グァンミン)

《日常演習》

映像に映る景色と、その背景にある不可視の部分での事実とが「日常」という状態についての問いを投げかけてくる作品。その延長に起こり得る(得た)カタストロフの予感すら、隣部屋の映像作品からの爆発音に重なり不穏さを醸し出す。日常は非日常。省みる勇気を。
(9/25 ふう)

《トゥモローランド》

展示再開した芸文8階にて、トゥモローランド(ユェン・グァンミン)の映像を見た。楽しい場が爆破炎上したものの最後は散ったパーツたちが元に戻る作品、今回のトリエンナーレを予言していたのかと思って驚嘆した。
(10/18 ハラックマ(原田教授))

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©️竹内久生


袁廣鳴(ユェン・グァンミン)
1965年台北(台湾)生まれ
台北(台湾)拠点
台湾におけるヴィデオ・インスタレーションの先駆的存在で、ドローンや自作の機器を使用して、白昼夢のような美しさのなかに現実の問題が見え隠れする映像作品を制作する。サイレンの鳴り響く無人の街をドローンで捉えた《日常演習》は、非日常的でありながらどこか現実的な手触りを観客に残す。それが、台湾で行われる軍事演習の際の街の様子だと知れば納得されるだろう。彼の映像は、時間と空間を交差させつつ身体感覚を揺さぶり、この世界に亀裂のように潜む不確実性や政治的な問題を明らかにする。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)


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