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A18a、b:ジェームズ・ブライドル

《ドローンの影》


これはスゴイ!こういう作品好き。不気味で薄ら寒くてリアル。いろいろ受け取れるけど簡潔な表現、そして量的にデカイ。
(12/15 長山智香子)


地面に描かれる線はグローバルホークの輪郭。
トモダチ作戦で被害の調査にも使われたが、軍事偵察機としても使用されている。10Fから見下ろしても巨大だが目視もレーダも捕捉できないほどの上空を飛べるそう。ふと空を見上げてしまう。
(12/12 mhom)


眼下に広がる無人偵察機・グローバルホークのシルエット。目視は勿論、レーダーでも捕捉困難な高々度を飛行し、30cmの分解能で地上を監視する。神の目。だが驚くにはあたらない。TVで目にする逃亡犯、事故や煽り運転の動画。既に私達は、神の目に囲まれている。
(9/29 ゆでたまご)

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ジェームズ・ブライドル
1980年ロンドン(英国)生まれ
アテネ(ギリシャ)拠点
認知科学やAIを専門領域とし、先端科学技術に関心を寄せるアーティストで、科学技術者。同時に、『WIRED』誌や『Domus』誌に寄稿する理論家・ジャーナリストでもある。新しい科学技術に過度の期待を寄せるのではなく、技術自体が持つ危険性に対し警鐘を鳴らすような作品を制作。古代の神話や呪術的な儀式から着想したアイデアで自動運転車を捕らえてみせるなど、文脈を欠く知識の限界を、科学技術の歴史を参照しながら提示する。2018年に初の単著『New Dark Age(新しい暗黒時代)』を刊行。2015年には『WIRED』誌の「ヨーロッパで最も影響力のある100人」にも選ばれた。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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