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N08:タニア・ペレス・コルドヴァ

《Portrait of a woman passing by》

「通り過ぎる女性の肖像」化粧の粉、長い髪の洗髪、ドレスの壺、軽石の唇、米とメキシコのコイン、片目コンタクトの石柱 
女性の装い・イメージの膠着、アメリカとの問題…肖像の背景か?難しい。
(10/14 夜宮)

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©mayu.h

タニア・ペレス・コルドヴァ
1979年メキシコシティ(メキシコ)生まれ
メキシコシティ(メキシコ)拠点 /ありふれた素材を、概念的な彫刻に変える作品で知られる。彼女は「ものが持つ物質性」と「ものに宿る個別の物語」という、一見矛盾する二つの要素に焦点を当てている。彼女が作り出すオブジェは、基本的にはその素材やモチーフが元来持つ具体的な形式や概念に忠実である。しかしそこに個人的な物語や架空の会話の断片、あるいは気分や雰囲気を感じるものが意図的に挟み込まれることで、観客は抽象的な状況を読み解かざるを得なくなり、さながらパフォーマンスの様相を呈す。制作と並行し、執筆家/美術家のフランシスコ・ぺドラグリオとともに、ロンドンとメキシコシティを拠点とする出版プロジェクト「Juan de la Cosa/John」を運営する。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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