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T10:レニエール・レイバ・ノボ

《革命は抽象である》

あの手の持ち主が「地球は青かった」のガガーリンだと知り単純に驚いた。元の像の写真を検索するとロケットさながらとんでもない巨像が街にそびえている。大き過ぎる理想は、ただ空虚な部分へと解体されるばかりで意味を結ばない。言葉ばかり溢れ先行することの危惧も
(10/31 ふう)


ガガーリン像の大きさにソ連パワーを思い知る。展示内容の変更により抽象画が表現の不自由展関連の話題を扱った新聞で覆われることになったが、表現の不自由展について改めて友人と話し合う良い機会になったと思う。久々に真面目な話した
(10/5 河原行三@あいトリ楽しいbot)


かつての共産主義国のプロパガンダのカケラたち
ガガーリンの手、金槌と鎌の先端など
なお不自由展中止への抗議でガガーリンの手以外は表面を覆われている

これは「神はいなかった」という事だろうか…
(9/22 虎之介)


共産主義体制の威光を示す巨大彫刻の一部があたかも天井や床から突き出してるかのような作品。一部から全体像のデカさを想像させもするが、部分示せば全体示せてるも一緒でしょっ、ていう詐欺っぽさへの皮肉でもある。逆西野達。
(9/15 河村たかしLOVE)

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©️竹内久生

レニエール・レイバ・ノボ
1983年ハバナ(キューバ)生まれ
ハバナ(キューバ)拠点
変わりつつあるキューバで忘れられかけている歴史や人々について、公的な資料などを精査したうえで、写真や映像、インスタレーションを制作。例えば《El peso de la muerte》は、銃弾を溶かして分銅に変えることで、ミニマルかつコンセプチュアルに命の重みを問う。また写真アーカイヴから毛沢東やフィデル・カストロら権力者の姿を消し去る《A Happy Day FC》は、神話や歴史を解体し、過去の出来事に対する想像力を喚起する。イデオロギーや権力に鋭いまなざしを向ける彼の作品は、過去の暴力や歴史と私たちをエレガントな手法で対峙させる。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトから抜粋)


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