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《60分間の笑顔》(《Sixty Minutes Smiling》) 


不動のセンターになりたい。
(10/18 ハラックマ(原田教授))

笑顔は人間社会では他者とのコミュニケーションツールとしても機能しており、大人になるとそれはもう内在化されてしまっているようにすら思える。感情が結びつかない笑顔の空虚さから、心からの笑顔の尊さを思う。別の部屋のミリアム・カーン作品《笑わなければ》とも自然と繋がった。
(9/19 ふう)

ビジネスマン・ウーマンが60分間動かずにスマイルする映像。ジリアン・ウェアリングに似た作品があった。だいぶがんばったけど幕切れまで粘れなかったので違いが明確に分からず。誰かこっそり教えて。隣から聞こえるノリノリのラテン音楽との対照性がまたナイス。
(8/10 なお)

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アンナ・ヴィット
1981年ヴァッサーブルク(ドイツ)生まれ
ウィーン(オーストリア)拠点

幅広い社会階層の人々に関心を持ち、彼ら彼女らを取り込んだパフォーマンスや、映像インスタレーションを制作する。彼女の映像作品には、地域や企業といったコミュニティの成員や、通りすがりの人々が登場する。《Sixty Minutes Smiling》は、典型的な会社員を演じている人々が60分間ビジネス・スマイルをし続ける。また《Care》では、高齢化した地域で介護する側/される側の動作が集団的なダンスになる。政治や経済の論理で成立する社会システムを可視化し、その担い手としての人体の動きを強調することで、人間の自律性とは何かを問うている。
(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)

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