A28:イム・ミヌク
《ニュースの終焉》
2面の映像とともに、カメラが1台こっちを向いている。うちらはどんな顔をしていたのか?突きつけられる…。そしてカラスの毛でびっしり覆われているアンテナみたいな物体もギョッとする。
(10/10 toshiyo)
これもめちゃめちゃ問題作だ。(褒めてます。)一度では到底消化しきれなくて間を開けて3回も見てしまいました。
インスタレーションと映像が融合していて、正面から読み解こうと思うと、ここに来て空間まるごと体感するのが相応しいでしょう。
(10/8 HANAMI Tadashi)
イム・ミヌク
1968年大田(韓国)生まれ
ソウル(韓国)拠点
国家の枠組みを超えた共同体が持つ可能性や、個人の潜在的な連帯の力を探求してきた韓国を代表するアーティストの一人。現代社会のなかで可視化されにくいコミュニティを見出そうと試み、また歴史のみならず身も心も南北に引き割かれてしまった人々の間で、なお共通する哀悼の意に着目し、「情」の可能性を度々表現してきた。その手法は作品ごとに、映像や写真といった視覚メディアにエコファーやガラスなど触覚を喚起する素材を組み合わせた大型インスタレーション、歌やパフォーマンスに参加型ツアーを取り入れた演劇的な作品、観客のささやかな能動的行為によって完遂する作品など、メディアやスケールは多岐にわたる。(あいちトリエンナーレ2019公式サイトより抜粋)
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