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わたしの会えない友だち防弾少年団

今日はわたしの大好きなBTS(防弾少年団、방탄소년단)について書きたいと思う。
すでにたくさんの方が魅力を語ってくれているけれど、どうしても自分の言葉で書きたかったので残しておく。

彼らは他のアイドルとは何かが違う。
世界のスーパースターなのに、すごく近く感じるのだ。

有名な音楽祭の授賞式でも、自分たちが血の滲むような努力をしてきた結果なのに、彼らはまず「ARMY!!!」と語りかける。
リーダーのナムさんは、ARMYが普段どんな生活をして何を考えているのかをとても知りたい、と言っていた。
グクはARMYの話になるといつも泣きそうになっているし、どのメンバーもARMYの話をするときはとても優しい顔になる。
こんなに愛されているファンはなかなかいないだろう。

どんどん有名になって、地位も名誉もお金も手に入れて、人間性まで変わってしまいそうなのに、彼らはずっと彼らのままで、純粋な心や人を思いやる心を失っていないように見える。
アイドル運動会で他のアイドルが残していったゴミを拾ったり、ライブや収録ではスタッフさんに深くお辞儀をしていたり、アイドルなのに機材を運ぶのを率先して手伝ったり、
また後輩からの悩み相談では、ジミンが「僕なんかがアドバイスするなんておこがましいけど、、、」と言っている場面があった。(世界のスーパーアイドルなのに謙虚すぎる!)

また、わたしはSUGAのvliveで忘れられない回がある。
2019年12月14日のvliveだ。

「辛いときは何で耐えましたか?」というファンに対して

人によって答えが違うと思うけど、ただ耐えることが…耐えた方が勝つんです。誠意がないように感じるかもしれないけど、僕にはそれが答えだったんです。時間が経つと、面白い記憶になるんですよ、僕は。時間が過ぎたら全部笑えるような。

「高三のために応援のメッセージをください」というファンに対して

勉強をしなかったのでうまく理解できないですが、どんな圧迫感なのかは理解できると思います。試験の結果もうまく出れればと思うし、もし結果が良くなくてもそんなに落胆することはありません。世界がなくなるような気がするかもしれないけど、自分が望む結果じゃなければ潰れそうになるかもしれないけど、そうじゃありません。倒れても立つことが重要なんです。僕は、いい大学を出ることよりも重要なことがたくさんあると思います。学問や学歴よりも重要なものがもっと多いと思います。

もちろんみんながそうじゃないけど、、と言いながら話すSUGAは、決して自分の考えを押し付けることはなく、わたしを励ましてくれた。
こんなに一般の人の考えを理解しようとして、真剣に悩みに向き合ってくれるアイドルは、わたしの知る限りバンタンしかいない。

本当にメンバー全員の人間性が素晴らしいのだ。

彼らは、自分の悩みも隠さず話してくれるし(もちろん言えないこともたくさんあるだろうけど)、いつでもARMYと対等でいてくれようとしている気がする。

それが楽曲にも現れている。
彼らは、自分たちの楽曲の作詞、作曲、プロデュースにも関わっている。
バンタン自身が制作した曲だから尚更胸に刺さる。

彼らは、「頑張ろう」「前向きに行こう」とは歌わない。
彼らは、「頑張れなんて言えない」「良いことだけに目を向けようなんて言えない」「これからは良いことばかりだなんて言えない」と歌う。

誰かを愛することの素晴らしさを歌うのではなく、自分を愛することの大切さを歌う。

誰よりも苦労し、誰よりも傷ついてきたであろう彼らが話す言葉、歌う言葉は、どれも真実味があり、思わず耳を傾けてしまう。

アイドルはただ顔と歌とダンスがカッコ良くて目の保養。
バンタンはわたしのそんな常識を根本からひっくり返した。
ARMYと一緒に悩んで、苦しみに寄り添って、言葉や音楽で応援してくれる。

もちろん彼らはめちゃくちゃかっこいいしパフォーマンスのクオリティも高いから、実際目の前にしたらキャーキャーと騒いでしまうと思うけれど、わたしは彼らをアイドルとしてではなく、人間として大好きだと思う。
だから、付き合いたいとか結婚したいとかではなくて、ただ友だちになっていろんなことを話したいといつも思っている。

近くにいなくても彼らがたくさんわたしを励ましてくれたから、わたしも彼らをずっと応援したいし、できれば彼らと一緒に歳をとっていきたいし、彼らの幸せを願っている。

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