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男友達という存在

わたしには、男友達という存在が何人かいる。

昔から、男女の友情はありえるか? というありきたりなトピックスがあるけれど、今のわたしには男女の友情はないように思える。
もちろん限定的には成り立つけれども、ずっとずっと同じ距離感で仲良くすることが、同性同士よりもとても難しいと思う。

わたしには、最近仲良くしている男の子がいる。
元々知り合いだったけれど、そこまで頻繁に連絡を取り合う仲でもなく、会えば話すくらいの関係だった。
けれど、あるきっかけがあり、そこから頻繁に連絡を取ったり遊んだりを繰り返すようになった。

彼はとても優しい。そしてたまに思わせぶりだなあと思う。
落ち込んでいるときにメッセージ付きの甘いお菓子を玄関にかけておいてくれたり、ご飯屋さんでトイレに行っている間にお会計を済ませてくれたり、わたしが実家から帰る日に、会えるのが嬉しいと連絡をくれたり。

でも、わたしと出かける先々で、もし彼女ができたらまたここに来たいとか、またみんなでここへ遊びに行きたい、ということもよく言ってくるので、少し前までは少し傷ついていたけれど、もうあまり何も思わなくなった。

わたしが何も思わなくなったことで、今までより好きに連絡したり、何でも話せるようになった。
今の関係がとても心地いいなあと思う。
でもきっとずっとは続かないなあとも思う。

例えばどちらかに恋人ができたら、と考えずにはいられない。
きっと連絡も気を遣ってしまうし、頻繁に会うことや二人で会うことは難しいだろうなと思う。

わたしには考えすぎる悪い癖があるから、いつも今を十分に楽しめない。
でも今しかない、きっと将来懐かしく思うこの時間をもっと楽しんでもいいのかもしれない。


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