日本中の眠っている8億点の着物を引っ張り出す!
今日は仕事始めで、新年互礼会に着物を着たいな〜を思い立ち、年末ごろに
彼女に「新春に着る華やかででも派手すぎず、シックな着物」とふわっとしたオーダーで相談してみました。会う方々に、素敵だねぇ、いいねぇと褒めていただき、大満足。今日は、そんな晴れの日にも日常にも、日本の伝統的な民族衣装でもある和服を気軽に取れることのできる「彼女の仕事」を紹介したいと思う。
彼女との出会い
清水さん(以下愛称のなっちゃんと言います)は、2023年度の大分県女性起業家創出促進事業のファイナリスト。出会いは、書類審査を通過して、セミファイナリストでのブラッシュアップからご縁を深めている。大学卒業後、東京のメーカー勤務の後、趣味が高じて着付け師になったそうだ。その後、2021年に株式会社クラフトマンシップを起業。コロナ禍で、東京でなくても仕事はできると大分へのUターンを決意し、大分から全国へ世界へといき込みで事業展開を目指し、応募されたそう。写真の通り、その場にいるだけで、場が華やぎ本当に美しい方。それでいて、とにかく素直で誠実、そして良い意味で頑固。そんな印象は出会った当初から変わらない。
彼女が目指す世界
なっちゃんは、ニコニコしながら言う。「社名のクラフトマンシップは、匠の技という意味。でも今その伝統工芸を守ってきた職人さん達がどんどん減っている。私はこの日本文化である技術を絶対になくしちゃいけん!そう思ったんです」今日本にはご家庭に8億点の着物が眠っているとのこと。なっちゃんは、エントリーした時点で既に800点をお預かりし、それを社会とつなぐ事業を展開しようとしていた。(現在のお預かりは、日々増加中で1000点を超えるとのこと)
プレゼンテーションはこちら▼ なっちゃんのプレゼンは17:40~
保管&シェアリングサービス 「KIMONO CLOSET」
なっちゃんは、日本中の眠っている着物を引っ張り出すことを始めた。そのきっかけは、「箪笥にしまったままの母や祖母からの着物を捨てることができず処分に困っている」と言う着付け師時代のお客様の声から。みなさんも心当たりはないだろうか?私が真っ先に思いついたのは、振袖。私が初めて自分の着物を持ったのは振袖で、若い頃は結婚式などで何度か着たが、さすがにもうダメだ・・・昨年娘の成人式で久しぶりに引っ張り出したが、10年以上は箪笥の中で眠っていたはず。自分で初めて選んだ着物。誰かの晴れの日に来てもらえるとなんて嬉しいだろう。思い出深い着物が何点かある。
そのような方はぜひサービスを見てみてほしい。
着物のアップサイクル 「橙- daidai」
着なくなった着物はアップサイクルし、縫製、皮革職人など多くの職人の皆様とコラボする事で、世界に二つとない製品を生み出す。
クラッチバックや名刺入れ、皮や竹細工と組み合わせてそれはそれは素敵な一品。使われる帯やレザーを選ぶことができます。使われる皮は、サスティナブルな世界を目指す企業セトウチレザーさんとコラボしています。協業する企業や職人さん全てにこだわりが見える作品。ぜひ見てほしいです。
どんな風に着物を選ぶのか?
私が、今日の着物を選んだオーダー。新年互礼会での装い。派手すぎず、でも華やかに。そんなふわっとした要望に応えてなっちゃんから写真と下記2点の提案メッセージが届きました。
どのような席でどんな自分を演出したいのか?そんな気持ちに応えてくれる素晴らしいサービスだなと感じました。そして、今日の着付けの時には、その着物の持ち主の方を聞かせてくれました。
エリさん、このお着物をお持ちの方は、東京でIT企業を企業を経営している女性で、実はこの着物もその方が大切に縫われたものなんです。とても美しく華やかなオーラのある方ですよ。そして、この帯はある女性がおばさまから譲り受けしまっておられたそうです。その叔母様のお持ちの数十点をお預かりしていますが、どれもすばらしい作品でおばさまは艶やかで本当に素敵な方だったと思い出を伺ったんですよ。
いかがでしょう?そんなストーリーを聞いて私のテンションはMAXまであがったことがご想像いただけますでしょうか?
本日お会いした皆さんにも褒めていただき、本当に嬉しかった。今年は、何度も着物を着てみたいなと思います。
多くの方に、このサービスが届きますように。
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