自分の怒りの根底にある感情を、ちゃんと見てあげる
子どもを産んでから、怒る事が増えた。
それまでは、温厚で、細かいことは気にしない、怒る事なんて滅多にないと自負していたのに。
子どものこと、夫のこととなると、どうしても沸点が低くなってしまう。
そして、1日の終わりに「あんなに怒る事なかったよな…」「言わなくてもいいこと、言ってしまった」と自己嫌悪に陥っていた。
でも、それもいい加減疲れた。
そんな自分に疲れて、でも自分を見放すこともできない。
わたしだって怒りたくて怒っているわけじゃない。ニコニコ楽しいお母さんでいたい。
仕事から帰ってきた夫を温かく迎える妻でいたい。
怒ってイライラばかりの自分を変えたくて「怒り」について知ることから始めた。
怒りの下にある感情
怒りとは「二次感情」というもので、その根底にある「一次感情」によって発生するのだという。
「不安」「悲しい」「疲れた」「悔しい」「寂しい」「虚しい」などなど。
これらが一次感情で、それがコップにいっぱいになり、溢れてしまうときに「怒り」となって表れる。
怒りそうになったら、「これはどの感情がいっぱいいっぱいなのかな?」と自分に声をかけてあげる
少し余裕があるときは、怒りそうになったら。
余裕がなくて、怒ってしまったときは、あとから。
「この怒りのモトはなんだろう?」と考えるクセをつけ始めている。
「今、疲れてる?不安?悲しい?悔しい?眠い?お腹空いてる?」
おかげで「あぁ、疲れてるんだな。休むの最優先。家事はそこそこにしよう」とか、
「不安なんだ。でも大丈夫。子どもはいつかきっとできるようになる!」
「悲しいのか。そうだよね。夫のあの言い方は、大事に思われていない感じがした」
と、自分の本当の気持ちを知ることができ始めている。
自分の本当の気持ちを知ることができると、自分に優しくなれる。
自分に優しくなれると、怒りはどこかへ行き、落ち着いて、伝えたかった気持ちを落ち着いて伝えることができる。
怒りとうまく付き合って、自分の本当の気持ちを大切にしてあげる
自分の本当の気持ちを、自分で感じてあげることの気持ち良さ、心の穏やかさは大きい。
まだまだ始めたばかりだから、ついつい怒りが先行してしまうことが多いけど、これからもずっとずっと続けていきたい。
そしていつか、怒りをそのまま表に出してしまうより前に、自分に声をかけてあげることができるようになれたら、自分のことを好きになれそうな気がしている。
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