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「だっこして〜」と、きた時に。

2歳の娘が、夕方になると「だっこして〜」「だっこちてよ〜」と脚にまとわりついてくる。

そんな日は、決まってお昼寝をしていなくて、眠くて甘えたい時。

夕飯の準備をしていた手を止めて、娘を抱っこする。

正直、料理をしてる手を止めて、抱っこするのは手間だし、面倒だな、と感じることもある。

けど、「じゃあ10だけね」と応じてしまった方が、早く夕飯の支度に戻れることも知っている。
応じなかったときに、どれだけグズグズが続くのかも。

5歳になる息子がいる。

ちょうど息子が、今の娘の月齢の時に、妊娠がわかった。

つわりが結構つらかったことや、息子と遊んだりお世話したりで、休みたくても休めない状況で、今振り返ると随分とイライラしていたと思う。

息子も「抱っこして〜」ときたことは何度もあったけど、「今できない」「赤ちゃんいるからできない」と断っていた。

すると、余計にグズグズして、こっちもイライラしてきつく当たっていたと思う。

「抱っこして〜」と娘がくる度に、息子にもこんなふうに、余裕を持って、接してあげたかったな、と心がチクッとする。

娘を抱っこして10数えた後に、息子にも「抱っこする?」と聞くと「うん!」と言って、遊んでいた手を止める。

娘には気づかれないように、20数える。
息子も満足そうにしてくれる。

あの小さな2歳の息子にはしてあげられなかった分、ちょっと大きくなった今の息子にその愛が伝わってるといいな。

そんなことを思いながら、今日も2人を快く抱っこする。

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