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冬には湯たんぽ

10年に一度の大寒波だそうで。

ニュースで大騒ぎになっていたので、水道とガスだけは使えますようにと祈りつつ(給湯器が凍結防止モードが起動しているのを初めて見た)朝を迎えた。窓を開けてみると寒くて外に出たくはないが晴れていた。

関東に住んでいるもので、ここまでの寒さには慣れていない。温かいニットワンピース、下にはスウェットを履き、分厚めの靴下も履いた。そして冬になってしばらく経つのに、急に持ってることを思い出した湯たんぽにお湯を入れた。

我が家の湯たんぽは、昔ながらのオレンジの容器にお湯を入れる方式のやつだ。今はレンジでチンしたり、ソフトなタイプもある。在宅勤務のときはとにかく足を温めたり、いすに座ってひざ(というかもも)の上に抱えているとお腹も温まる。少しだけかさばるのだけが問題だけど、それよりも温かい。

実家から持ってきたはずだから、一体何年使っているのかわからない。もしかしたら10年以上かもしれない。さすがに新品同様…ではないが、冬だけと使う期間が限られているからまだまだ使える。割れたりして水が漏れない限り、これからも使うだろう。

ところで、「湯たんぽ」は響きがかわいくて好きだ。しかしふと思う。湯たんぽってなんなんだろう?「たんぽ」に湯を入れてるってこと?たんぽって何?

ちょっと調べてみた。

湯たんぽ/湯湯婆/ゆたんぽ
湯たんぽの「たんぽ」は、「湯婆」の唐音読み。中国では唐の時代から湯たんぽの存在が見られ、「湯婆子(tangpozi)」「湯婆(tangpo)」と呼ばれた。

婆は「妻」や「母親」の意味で、妻や母親の温かい体温を感じながら寝るように、お湯を入れた容器を代わりに抱いて寝ることから付いた呼称である。
語源由来辞典より

たんぽだった…!湯婆という字面で完全に「湯婆婆(ゆばーば)」を思い出したのですが。本当は「たんぽ」だけで湯たんぽのことを指すけど、日本では意味が伝わらないってことで「湯」を付け足したらしい。

へぇ、勉強になった。

寒い季節はまだまだ続く。暖かくして、ご自愛ください。