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備忘録






昨夜、だいすきな友人と公園で缶ビールを飲んだ。サッポロ黒ラベルを右手で持つ。友達は、大きいの。わたしは、小さいの。友達は焼き鳥を左手に、わたしはファミチキを左手に。











幸せな時間。その人と話すと、今まで放ってこなかった自分の感情が奥底からボコボコと沸き出てきて、豪雨のごとく、感情が勢いよく飛び出す。会話をしていてお互い自分についての新たな発見ができる、そんな楽しい友達。










そんな友達と公園で一杯飲んだ後、友達のおうちへ泊まらせてもらった。その時に落ちた卵が、最初の写真。友達が、床に落としてしまった。









私は、この卵を素敵だと思った。友達も、すごく綺麗、と言った。フローリングに落ちた卵が、うつくしかった。そう見えたのは、だいすきな友達といたからだったのかな。大袈裟かもしれないけれど、このことを、良い捉え方にできるかできないかで、人生はだいぶ大きく変わるんじゃないかとおもった。









落としてしまったものは戻せない。だったらこの状況をどう楽しむかどう見るか。失敗も楽しさに変える力を私たちはその時に発揮できた。








それでもその後、友人は、丁寧に卵を拾った。フローリングを、丁寧に拭いた。「ごめんね。」と言いながら卵にさようならをした。そこまでを含めて私は友人を、やっぱりとってもすきだなと思った。
















落としてしまった卵を忘れないための記録。














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