多様性の時代に 

この多様性の時代に、大企業で働き、組織の犬として精神をすり減らし、手厚い福利厚生にごまかされ、それに甘んじて生きていくのも、なんだかものすごく馬鹿らしい話だ。
一方で、周りを見渡せば、手軽にスキルを身につけることもでき、勉強することも、手段も溢れかえっている。それでも結局、日々の業務に疲れ果て、上司に腹を立て、いうことも聞いてくれない顧客に苛立ち、生意気な後輩に腹を立て、周りと比べ、比べられながら生きていくなんて、つくづく馬鹿らしい話。
それでも結局、相当なヘマをしなければクビになることもなく、なんとなく日々は過ぎてゆく。果たしてこのままでいいのか。
現状を打開するために、白馬の王子様を探し続けるも、そんなものは存在しない。存在したとしても、私なんかには縁遠い存在だ。
家族、会社、仕事、社会と、いろいろなものに繋がれて生きている気がする。それはとてもありがたいことでもあるけれど、一方で煩わしいオリに過ぎない。
結婚して欲しいけど、家にもいて欲しい。結婚したら、子供を作るべき。その前に、結婚式はどうするの?親へのあいさつは?もう全部めんどくさいよ。
ゴールデンウィークはいつ、どこに行くか、上司に報告しないといけない。心配してくれるのはありがたいけれど、なんでも管理して把握したいだけなんだ。つくづく煩わしい。本当に嫌。
もっと自分らしく生きたい。自由になりたい。じゃあ、自分らしさってなんだ?
わからない。
あー生きてるって、苦しいな。
だれか、わかって欲しい。

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