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素直

学童で働いていると、
子供はみんな素直、とまでは言わないけれど
「先生一緒に遊んでー!」
「先生私これしたーい!」
と自分の希望を素直に表現できる子がいる。

もしくは何かが分からない時すぐに
「どうしたらいいですかー?」
「これしてもいいですかー?」
とかも聞ける。

子供たちが安心して
人とコミュニケーションをとれている様子を
見ているだけで幸せな気持ちになって
涙が溢れそうになる時がある。

人生においても、自分の欲するものを
ストレートに表明できるって、ものすごい強み。
希望を表明できると、周りの人も
助けてあげやすいし、大袈裟に言えば
人生が、欲するものを与えてくれるようになる。

素直に表現できるって、
小さい頃の私を思い出すと、
もはや羨ましい案件。

小さい頃の私って、素直なコミュニケーション、
なかなかできなかった。

遊んでもらいたい時、
普通に「遊んで〜」って言えばいいのに、
「私こんな事もできてあんな事もできて
凄いでしょ(だから遊んで)」とか、
「私もう〇〇ちゃんとなんて一生遊ばないから!
(本当はすっごく遊びたい)」とか。

あれってなんだったんでしょうねw
母親が「〇〇ができないと愛してもらえない」
「自分が凄くないと愛してもらえない」
っていう強迫観念(?)の持ち主だったから、
それが知らず知らずのうちに
子供である私にもうつっていたのかしら?

わざと相手を突き放すような事を言って
相手が自分の方に来てくれるように仕向ける
っていう表現の仕方も
おばあちゃんやお母さんが、よくやってたなw

当時の私に言ってあげたい。
あなたが別になんも凄くなくても、
あなたと遊びたいわよ、って。
相手を突き放すような言葉を言わなくても、
遊びたい子は遊んでくれるし、
遊びたくない子は遊んでくれないわよ、って。笑

あと何かが分からない時も、
頭が真っ白になって、どう質問すればいいかさえ
分からなくなっていた。

テレビでは「素直に人に頼れないのが長女」
って言ってたけど、まさに私は
「頼り方を知らない長女」でした。

素直になり方を知らなかった私だけど、
彼氏には素直に愛情表現もお願い🥺も
質問もできるようになったから、
やっぱり周りの環境によって、
人は変わるのだと思う。

「環境」をもっと細かく言えば、
その人が醸し出す空気。「甘えていいんだよ」
「気持ちを素直に表現していいんだよ」
っていう空気感。

おうちで甘えさせてもらってる分、
学童では、安心して頼っていい空気感が漂う
先生で在りたいな。

写真は、ただの近所の花壇 ☺️

私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。