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私のがんばり、いらなかった?

突然ですが、私は昨年結婚したんですよね。

そしたら、なんだか必死こいて料理している自分がいたんです。

MOMOYOさんに

「体に良いもの食べたいけど料理したくないし、その気力もないんですよね〜へへ」

とか言って、有機野菜で作った宅配弁当を勧められていた私だったのに、です。

もともと体に良いものを食べたいけど、自分に合う宅配弁当とか見つけられないし、自炊するしかなかったので、ほぼ外食せずに自分で料理をするようにはなっていたのです。


でも、結婚したら何だかやたらと気を張って作っているんですよ。

それも何品も、しかもちょっと手が込んでいる料理を作る。

何ならそれでイライラもしている。

それで夫が、

「やっぱり素朴なものが一番美味しいよねー」

とか、サラダを食べながら何気なく言った日にはもう、ムッカムカする。


夫からしたら何で怒られているのがわからず、

「え、だって素材がいいからさ、塩だけでも美味しいじゃない?」

とか慌てて言うんだけど、それが私の怒りの火に油を注いでキー!ってなる。

あれ?なんだこれ?

なんでひとりでイライラしているんだ?

だいたい夫は、煮物とかよりチキンソテーとか、肉も野菜も焼いただけ、とか好きな人。

だから、ひとり暮らし歴が長かったけど、肉を焼くくらいしかしてこなかった。

別に好き嫌いもなく何でも食べるし、何出しても文句ないし、何なら作らなくてもいい。

その日の気分で外食でも何でもいい。

しかも、別に料理をするのは私でも夫でも、その日にできる人がやればいい、というスタンス。


つまりは、うるさく言われるわけでも望まれているわけでもないのに、



私は一体全体どうして勝手に自分から、

すんごい気難しい夫がいて料理が大変な妻

をやっているんだろう?



ってことなんですよ。



これじゃ、ただの苦労したい人じゃないか。

毎日精魂尽き果てました〜もう何もできません〜ってなっているくせに、気力振り絞って料理していたら、そりゃイライラするわ、私アホらしい。

そんなわけで、とりあえず何が何でも料理するをやめてみました。


何か作るにしても、焼くだけ、茹でるだけ、とか。もはや料理じゃない。笑

疲れていたりして作りたくなければ、料理放棄。

その結果、我が家の食事は主に夫が作るようになった。笑

何ならめっちゃくちゃご機嫌で。

最近どハマりしている料理は、YouTubeを見て作り始めた豚塊肉と玉ねぎの煮込みだし、この前はルウを使わずに赤ワインでハヤシライスを作ってた。


しかもワインをフランベして。 


「わぁお、フランベ!」とか言いながら、ノリノリで。


その昔、ラジオブースで火を吹いたっていう意味不明の伝説的事件を起こしたYOSHIKIさんを崇拝しているので、火を吹くことに憧れがあるから楽しくなっちゃって、フランベにハマって無駄に色々な料理でフランベしてる。 

なんかめっちゃスキルあがっとる。

私は謎に無駄ながんばりをしていたんだなー


全然必要なかったじゃん。

でも、この無駄ながんばり、めっちゃ心当たりあるわー



いろいろ思い当たる節がでてくる出てくる。

誰かが何か始めたとか、何か頑張っているのを見ると、自分もやらないといけない気になる。


スタバや新幹線の中で、パソコン開いて仕事をしている人を見ると、なんだか私も何かやらないとダメな気になる。


ちゃんと社会で生きていないで、脇道歩いているような気分になる感じ。


ずいぶん昔に血液検査を受けに病院に行った時のことも思い出した。


診察したお医者さんに、

「全然荒波にもまれていない。人生を生きていないから、地に足つけてちゃんと生きなさい」


と唐突に言われて、放心状態になったことがある。


すんごくショックで心にぽっかり穴が開いて、すっかり落ち込んだ。


今なら


「なんでそんなこと言われないといけないの」


ってなるけど、


MOMOYOさんに、


「うわ、気持ちわる!

自分が非社交的で楽しくないからって人にぶつけないでよね。

えりなさんが楽しそうに見えるから羨ましかったんでしょ。

ヤバい人に当たっただけだから」


って言われても、自分の中に荒波に揉まれていないという思いも、荒波に揉まれないといけないという思いもあるので、MOMOYOさんに言われたことはしっくりくるのに、半信半疑だった。

これは何でだろう?

自分に聞いて出てきた答え。


それはよく父に言われていたこと。


「働きもしていない苦労も知らない子どものくせに偉そうに言うな。

働いてみてから物を言え」

これ言われると子どもの私は、唇噛み締めながら何も言えなくなっていた。


苦労をしないと認められない、

何も言う権利がないんだ、

って自然と思った。



「何の苦労も重責も問題もなく楽している人は、社会の一員じゃない」


苦労しないとダメなんじゃないか

頑張らないとダメなんじゃないか

の思考がそこから始まっていた、

とストンと心に落ちた。

なるほど、だから私は勝手に苦労をしにいくし、問題を作っていたんだな。



「何も問題がない人」になっちゃったら、誰にも相手にされない

と信じ込んでいたんだ。

ひゃあ、こんなこと思って生きていて、

全部ここから自分の行動が始まっていたんだな、

バカだな

って思ったのね。

そしたら、おもしろいの。


なんにもやる気が起きない。笑


ハートがすごい「しーん」ってして、すごい冷めている。


めっちゃ自分でわかるのよ、岩みたいになって心が全然動く気がないのが。


本当に何も湧いてこないから、どうしようもない感じ。

私の中から、変な気張りが消えていた。


まあ〜マインドは焦るよ。

どうするの、やる気出さないと!って。


なんにもしないわけにいかないじゃないって。


でもセッションが楽しいのは変わらなくて、

何なら以前よりもっと楽しくて、

もっと深くクライアントさんのためを思って向き合っている。


すんごく楽で、とっても毎日が楽しい。




久々に、あーマインドが外れたなー!を実感しました。

本当に私たちって、幼少期に誰かが言った一言やショックだった出来事とかから、自分の人生をあり難しくしているな、と改めて身をもって痛感しました。

全然必要のないがんばりにエネルギーを使っている。


だけど、当の本人(私)はそれが絶対必要と思っているから、ややこしい。



Spiritual Anatomy®のオフィシャルアプレンティスとして活動中です。
対面セッションは東京で行っていましたが、現在はSkypeのみです。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
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