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God save the Queen
エリザベス女王が亡くなられた。
英国史上、最も在位の長い君主。
英国民ではない私でも、“女王様”といえば、このお顔しか浮かばない。
私は、生まれてすぐの一年と、大学を卒業したあとの一年ほどを英国で過ごしたことがある。エリザベス女王のお顔は、お札に、硬貨に、テレビに、毎日のように目にしていた。だから、親戚のおばあちゃんが亡くなったような、身近な人の死と同等の悲しさを感じている。
もうひとつ、エリザベス女王には個人的に特別な思い入れがある。私の大学時代の恩師S先生に雰囲気が似ているのだ。S先生は、20代のころイギリスに留学(当時は飛行機ではなく、船‼︎)していて、進歩的で、自由で、いつも溌溂とした先生だった。S先生との出逢いがなければ、留学をやり遂げられなかったし、英語をここまで続けてこられなかったと思う。先生は数年前に他界されたが、今日のエリザベス女王の訃報を聞いて、また先生のことを思い出している。
S先生とエリザベス女王の雰囲気が似ているのは、人のために生きることを自分の使命と定めた人だったからではないだろうか。仏教に“顔施”(がんせ)という言葉がある。ある人の立派な生き様が顔に出て、まわりの人に徳を施してくれる、そんな意味らしい。
いろんな想いを込めて、追悼の言葉を送らせてもらった。
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BOOK OF CONDOLENCE
(追悼帳)
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