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母親11年目を迎えました

2019年10月30日。
我が家の息子は、11歳の誕生日を迎えた。

それとともに、私も母親11年生としてのスタートを切った。

壮絶だった出産

11年前の今日、息子爆誕。
3200g超えのそこそこデカいボーイ。

陣痛は約23時間半。
2度と同じ目にあいたくない(笑)

食物アレルギー出るわ歩くわ

離乳食1発目から食物アレルギー発症。
かと思えばすぐ歩き出す。

子どもの成長は実に早い。

親子の転機

息子2歳の時に離婚。
君からお父さんを奪ってしまいゴメンよ。

だからこそ、お母さんは君を守ることに全力を尽くすことを決意したんだ。

君は愛されて育ってきた

うちの実家は複雑だからこそ、周りの人にとても恵まれた。

同級生や先輩といろんな人に可愛がってもらうことができた。すごく幸せなこと。

お祭りに出た

地元のお祭りに出たら、あらゆるおじちゃんたちに抱っこしてもらった。

私たち親子にはとってもありがたい場所だった。

あっという間に保育園も卒園

君が小さいにもかかわらず、お母さんはしこたま働きました。小さいのに出張もあって寂しい思いもたくさんさせたね。

そんなこんなで無事に保育園も卒園。

あっという間にランドセル

まさか自分が親になって、ランドセルを買う日が来るとは思わなんだ。いや、正確に言えばばあばに買ってもらった。(7万くらいした)

九死に一生を得た気分だったよ。(ばあばありがとうすぎる)

君はこの時から破天荒だった

あ、この写真左は私の兄です。
写真右は、兄の舎弟的?存在の牛越峰統くん。

兄は彼と10代の頃から一緒で、サーフ仲間。
メットくんこと峰統くんはプロサーファーとなり、ゆくゆくはJPSAの理事長にまで。(今は理事長から退いています)

真ん中は息子。
彼は小学校入学と同時にフルスロットル。

避難訓練で整列しては、友達と喧嘩し鼻にグーパン入れて鼻血をふかせ、私は職場から学校、そして相手の親御さんに謝罪の旅へ。

確定診断されたADHD

保育園の頃からグレーゾーンと言われ、1年生になってから本格的に破天荒ぶりが発揮された。

自治体からクリニックの受診を勧められ、児童精神科を受診して診断テストを受けた。

診断名は、自閉症スペクトラム。
なかでもADHD傾向が強い、学習障害も併せ持つなんかものものしい診断。

学校からは、落ち着かせる薬を服用させてと言われた。けど、あれって統合失調症にも使われていた薬でもあり、依存性もなんだかんだ高い。

すぐやめられますよとか言われたけれど、離婚時にパニック障害で服薬した私は断薬のつらさが死ぬほどわかる。

息子にも確認した。
息子も飲みたくないと言い、私も考えに考えた末、服薬はさせなかった。

賛否両論あって当然。
飲むのも自由、でも飲まないのも自由。

責任は私が取る、そう決めた。

でも君はいつでも楽しそうだった

息子をあらゆる場に連れ回した。
とにかく社会に慣れる練習をしようと。

勉強なんて今できなくても死にはしない。
勉強は、やる気になれば後からだってできるから。

私が出張三昧で働きまくったとき、年収は一般サラリーマン以上のものになった。(ほんの数年だけね)

だから、学校も休ませて小浜島に連れて行った。
1回の旅行に飛行機代を除いて40万も使ったのは初めて。(この先はもうない 笑)

君は味を占めてしまったね。
でも、お母さんに今旅行いく余裕なんてないんだ。

すまん。またいつかな。

いつでもいっしょだ

現場さえ許されれば、仕事現場にも連れて行った。

渡辺裕之さん・原日出子さんご夫妻のポートレート撮影では、撮影の合間に遊んでもらったりしていた。(贅沢すぎる……)

ケンカもするけど仲もいい

ケンカは日常茶飯事。

だけど仲直りも一瞬。

デートしよって言われて、休みの日に連れ回される。

そう、君はフラペチーノ目当てなのをお母さんは知っている。

Lilyのキャンプにも

君は、お母さんの職場の社員旅行にも一緒に来たよね。

代表が特別に呼んでくれて。

コカレロ飲んでみんなが吐いていた頃、君はイビキをかいてシュラフで寝ていた。

……正解だ。

夢はYouTuberか特殊救難隊

君は贅沢だ。

ヒカキンTVもはじめしゃちょーも観るけど、な○ましhouseとSHOHEIのセット動画もチャンネル登録されていたときは、お母さん驚いたよ。

そして、お母さんの職場にまーしーもSHOHEIもいることを知った君は、お朔日参りにも参加した。

ちゃっかり写真を撮ってもらって学校で自慢をしたらしいじゃないか。(いいなぁ、おい)

地元のコミュニティを大切に

なんだかんだ述べても、最終的に君がいるところは地元なんだ。だから、小さい頃から地元のコミュニティには馴染んで欲しかったんだ。

でもおかげさまでこうしてみんなにかわいがられている。お母さんはとても嬉しいよ。

11歳になってみたら……

お母さんと2人きりで過ごしたいと言った誕生日。

代表にワガママを言って今日だけ仕事から早く帰らせてもらおうとお願いしたんだけど、仕事が楽しすぎて気づいたらいつも通りの時間だったよ……ごめん。

でもね、代表が君にとびきりのプレゼントをくれて、お母さんは死にそうなくらいに驚いたよ。

何のプレゼントかは、代表と、代表の奥さんと君とお母さんだけの秘密にしておこう。

そして、お母さんが家に帰る前に届いたのは、

地元の先輩からのピザ。

おまけにケーキまで!

お母さんの大好きな姉貴からは、

君宛のLINEももらったんだ。

2人だけで過ごすはずだった誕生日は、いろんな人の気持ちとプレゼントで埋め尽くされた。

君とお母さんはどれだけHAPPYなのだろうね。

君の気持ちはよくわかる

君は1年生で発達障害を診断された。

でもね、君の気持ちはお母さんすごくわかるんだよ。
お母さんは診断されたことがないけれど、きっとお母さんも一緒の障害をもっていると思うよ。

この障害の遺伝率は50%だと医師に言われたよ。
そう、多分君のお父さんも同じ障害だと思うんだ。(それって遺伝率100%やないか)

だとしたら、君はサラブレッドかな?っていうくらいにその血を引いてしまっていると思うんだ。

言わなくていい余計な一言を言って友達に嫌われる。

君もそう、でもお母さんも実は一緒なんだ。
言わなくていい余計な一言を言って、ワザとではないけど相手の気分を害してしまったり、空気が読めなくて場を乱したり。

でもね、心配しなくても大丈夫。
君は君だし、わかってくれる人、見てくれている人は必ずいるんだよ。

そんなありのままの自分を好きと言って遊んでくれる友達もたくさんできるんだよ。

今もこれからも。

でも君にはたくさんの心配と苦労をかけているね。
本当に悪いと思っている。

いつも洗濯物をたたんでくれて、掃除機をかけてくれて。
お母さんの帰りを待っていてくれるよね。

お母さんの人生にいっぺんの悔いなしだよ。

だからどうか、君は君らしく、自分の好きな人生を歩んでいってほしいと思っている。

お母さんはいつでも、君の人生が幸多からんことを祈っているからね。

11歳のお誕生日、本当におめでとう。

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